2 後宮の面接
後宮は王宮のすぐ隣。非常に高い壁で囲まれている建物だった。
リーナはいくつもの検問所を通り抜け、面接室に通された。
若い女性たちが多く、煌びやかなドレスをまとっている者もいた。
ごく普通の平民と思われる者の服でさえ、リーナのみすぼらしい服装に比べればはるかに上等に見える。
不合格かも……。
リーナはため息をついた。
だが、すぐに諦めて帰ろうとは思わなかった。
少しでも就職できる可能性があるのであれば、面接を受けるべきだと自分に言い聞かせた。
そして、リーナの順番になった。
部屋には女性が三人いた。
「不審物や危険物は持ち込むことができません。怪しいものを持ち込んでいないか確認します」
「身体検査と持ち物検査をしてから面接用の部屋へ移動して貰います」
「検査を拒否するのであれば、面接を受けることはできません」
ドキドキしながらリーナは身体検査と持ち物検査を受けた。
「検査はこれで終了です。では、あのドアを開けて隣の部屋に移動してください。面接があります。最初に面接用の書類を提出してください」
「わかりました!」
面接を受けられるとわかったリーナはホッとした。
面接室にいる面接官も女性ばかりだった。
「書類を提出してください」
「はい」
職業斡旋所の書類を面接官が調べている間に、他の面接官から書類の内容について質問される。
リーナは正直に答えた。
「では、書類を渡します。これを持って隣の部屋に行ってください」
リーナは書類を受け取った。
赤いペンで項目に対する評価と数字が書かれている。
低い数字だけに良い評価とは思えなかった。
ダメかもしれない……でも、ダメだって言われるまで信じたい!
リーナは丁寧にお辞儀をしたあと、隣の部屋へと向かった。





