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後宮は有料です! 【書籍化】  作者: 美雪
第三章 ミレニアス編
197/1357

197 懸念



 昼食後、ヘンデルは馬車に乗る者について、クオンに確認した。


「第四王子を引き取ろうか?」

「午後もこのままでいい」


 クオンの言葉に、ヘンデルは眉をひそめた。


「別に無理しなくていいよ? 諫めるのは大変でしょ?」

「弟たちらしい意見が多く出た。仲良くしている」


 後宮、国王、新離宮への悪口については、兄弟全員の足並みがそろっていた。


「あれ?」


 ヘンデルはわざとらしく耳を触る。


「今、空耳が聞こえたかも?」

「空耳ではない。うまくやっているということだ。何も心配する必要はない」

「……やっぱりクオンは最強だなあ」

「ウェイゼリックまではこのままでいい。そっちの馬車はどうだ?」

「今の時点では特にないかな。俺が一人でペラペラ話して、時々パスカルが加わる感じ」

「女性たちはどうだ? くつろげないのではないか?」


 ヘンデルはにやりとした。


「リーナちゃんのことが気になる?」

「私が聞いたのは女性たちのことだ。二名いる」

「大丈夫。二人とも勉強家だから」

「リーナにはあまり情報を与えないようにしろ。ミレニアスと約束している」

「はいはい。わかっているから」


 ヘンデルが笑みを浮かべる。


 クオンは疑うような眼差しを向けたが、それ以上は何も言わなかった。


 改稿で大幅に文字数が減ってしまいました。

 すみません。

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