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5話

 ん?

 視界は回復したけど 

 何かおかしい気が・・ああ

「体が大きくなってる」

 何で?

『さっき飲んだ液体は

 その壺から湧き出てる

 特殊な水だからだよ』

「そうなの?」

『たぶんそうだと思うよ

 でも

 徐々に抜けちゃうから

 長時間は無理だよ

 時間が経つと

 元に戻っちゃう』

「不便ね」

『そうでもないよ

 いつも飲んでいれば

 ずっと

 そのままだから』

「飲み続けていれば良いの?」

『少しずつでも良いよ

 思い出したら飲む

 これを繰り返せば良い』

「持ち歩けば良さそうね」

『その壺はもう

 お母様の物になった

 好きにして良いと思うよ』

「好きにするわ」

 壺を持ち上げる

 大きさは30cm位かな?

「一回

 飲んでみよう」

 壺を傾け

 ゴクリと飲んだ

「改めて飲むと

 美味しいわね」

『・・・実は

 それを飲めるのは

 お母様だけなんだよ』

「え?」

『その水は

 私達は飲めない

 飲めば破裂して壊れちゃう』

「そ、そう・・」

『その壺は

 意思があるんだよ

 だから

 お母様にしか

 従わないの

 視力を奪ったのは

 お母様か確認したかったのと

 お母様が欲しかったみたい』

「そ、そうだったの?」

 壺を見ながらそう言った

 すると鈍いが緑色の光が

 

 そうです申し訳ありません


 と浮かび上がった

「喋れないの?」

 

 声は出せません

 ですがこの方法であれば

 意思疎通は可能です

 

 そうなんだ

 声が出せるあの円盤方が

 特別なのかもしれない

「別に怒ってないよ

 貴方にも色々と

 理由があったみたいだし

 もう気にしてないよ」

『だってさ

 よかったね』

 

 お母様

 自分の身勝手を

 お許しいただけるのですか?


「良いよ許すし責めない

 貴方のおかげで

 疑問も解決したし

 視力も元通りじゃないけど

 戻ったから

 気にしないで」

 

 お母様・・・

 

『私も感謝してるよ?

 継ぎ接ぎだらけの知識を

 完成させてくれたし

 これから

 お母様に尽くせば良いじゃん』

 

 お母様

 自分

 この身が壊れるまで

 お供します


「お、おもい・・」 

 物達は義理堅いのかな?



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