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3話

『お母様

 部屋』

 頑丈そうな扉の前で

 そう言った

「開くの?」

『お母様

 開けられる

 私

 開けられない』

「でも

 私には

 大きすぎて

 開けられないよ」

『お母様

 命令

 開く』

「それだけなの?」

『お母様

 命令

 絶対』

「開いてー」

『お母様

 それ

 命令

 違う』

「開け!」

 バアァァン

 勢い良く扉が開いたため

「雰囲気台無しな気が・・・」

 どうでいい事だけどさ

『ここ

 お母様

 部屋』

「うあぁ

 すごい」

 広い部屋の中

 一面に人形が散らかっていた

『お母様

 片付け

 する?』

「私が?」

『お母様

 命令

 人形

 命令

 動く』

「私が命令すれば

 あの子達が動いて

 くれるって事なの?」

『そう

 命令

 絶対』

「便利ね

 じゃあ人形達

 動け!」

 そう言うと

 人形たちが

 緑色の光を纏い

 次々に私の前に

 集まりだした






 ジィー

 人形達が

 何も喋らずに

 ただ私を見ている

「ど、どうすれば」

『お母様

 能力

 使った

 物

 命

 与える』

「え?ええ?」

『お母様

 子沢山』 

「???」

『お母様

 能力

 私達

 生んだ』

「つまり

 貴方は

 私が作ったの?」

『作った?

 違う

 生んだ』

 頭の中が混乱してきた

 つまり

 あの円盤は

 私が生み出した何かで

 この人形達は私の子供達なの?

 ええぇ

 絶対に百体は超えてるし

 多すぎるでしょ

 それに私の

 能力って何?

 分からないよ

 そう嘆いていると

『お母様

 こっちに来て』

 なにか違和感を感じたが

 あの円盤の声がした

「何?」

 いつの間にか

 人形達が道を開けていて

 通ってと言っていた気がしたので

 部屋の奥に行くと

 あの円盤が浮かんでいた





『お母様

 あれに触って』  

 何だろこの違和感・・・・

 そうだ

 口調が機械的じゃないんだ

「どうしたの?

 口調が違う気がするけど」

『あれに触ったからです

 お母様も触ってください

 そうすれば

 お母様の疑問も

 全て解決します』

 見て見ると

 そこには

 私と同じぐらいの

 壺が置かれていた

「壺?」

『壺です

 でも

 すごい壺ですよ』

「どんな?」

『説明はしなくても

 分かると思います

 とにかく

 触って!」

「はい・・・」

 言われるがままに

 その壺に触れた

「・・・・・!?」

 ズキッ

 一瞬の痛みと共に

 何も見えなくなった













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