表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
意気込みだけの集団  作者: TEXTER
1章 夜の学校
7/13

暇な夜

更新頻度あがってますかね…

遠くから足音が聞こえる。

廊下を歩く音ではなく、アスファルトのような硬い音。

すっかり暗くなった学校で、一つだけ明りのともる教室。


黙々と本を読む4人からは、最早最初に見受けられた余裕や笑顔がない。ただ黙々と、まるで本を読むことが仕事のように、じっと本を読む。

時刻はすでに午後10時。外のように暗い雰囲気は、誰にも破壊できるものではなかった。


「先輩、帰らないんですか?」

僕は聞いてみた。

「うん。もちろん帰らないけど…帰りたいなら帰っていいよ」

部長のそっけない声。どうやら先輩も嫌になってきた様子。

なら何故いるのか、と問いたくなるが、どうも先輩は何か信念に基づいて行動しているらしく、口を真一文字に結び、目をはっきりと開けて、本を読んでいた。

読んでいる本は結構流行の漫画だった…何のネタだ。


秒針は確実に時間を刻んでいき、僕たちは目的も見えぬまま夜を更かした。





頭にくる衝撃で目を覚ました。

尋常じゃない衝撃だった。頭は割れんばかりの危険信号を発している。

再びブラックアウトしかけた意識を何とか戻し、辺りを見渡すと。

残り3人は、同じように昨日座っていたところで寝ていた。

床に座っていた上田は、途中から寝転んで読んでいたらしく、普通に横になって寝ていた。

僕は起き上がり、部室のドアを開けた。

朝日が差し込むのが、目に刺さる。まだ登校時間ではないらしく、生徒の姿はない。先生の車がちらほらと見える。


少し心配であったが、特段に起こす理由もなかったため、そのまま部室を出た。

昨日来た通りの、そのままの光景。朝日に照らされた部室前廊下は、なんだか別世界のように感じた。


吹き抜ける風を爽快に感じながら、教室に向かう。

無論、家に帰っていないので教科書はそのままだ。これに関しては後で文句を言っておこう。

が、途中で弁当もないことに気が付いて、コンビニに向かうことにした。

コンビニは快く迎えてくれた。適当な弁当を買い、学校に戻る。

明るく照らされた校舎が、しつこいほどに朝を伝える。

教室に向かうと、やはり誰もいず、無人の教室がただ目の前に存在した。


部活動で書いていきますので、若干更新スピードは上がると思います

よろしくお願い申し上げます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ