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恋の結末

あの日から一年


「ちょっと、わぁ~佐々木さんここで脱いじゃダメェ!!」

相変わらず私は介護の仕事を続けている

「雪さん、時間ですよ。まったく、黙ってるといつまでも働くんだから」

年下の若い子に苦笑いをされながら働いている

「あ、もう時間?でも…」

「いいんですって、後は私達がやりますから!」

後ろ髪を惹かれながら更衣室へ歩いていく

「ふぅ」

ため息がでる。

着替えながらカバンの携帯が着信があった事を知らせている

「お疲れ様ー、あれ?今終わり?」

後から入ってきたひとが私に話し掛けてきたので携帯はチェックできなかった

「そうなの、ついね。あ、急がなきゃ、今日は早く帰んなきゃいけない日だったんだ」

さっとカバンをもち挨拶をして会社をでる

従業員用の出口の扉をあけると

「ママおそーい!!」

と優羽が出迎えてくれた

「ごめん、忙しくて」

私は謝る

「まったく、仕事が好きなのにも程があります」

優羽の後ろからは…

「ごめんね、ヒョル」

少し髪がのびて、大人っぽくなったヒョルがでてくる

「早く行きましょう、ヨンハ達が待ってます」

ヒョルのエスコートで車へのる

向かった先はおしゃれなレストラン

「あ…私普段着だけど大丈夫?」

ヒョルは微笑んで頷いた

レストランをあけるとそこには私の顔見知りばかり集まっている

「きゃー!小夜来てくれたの!!それにウンネ君達も久しぶり!!」

小夜に抱きつき私は歓喜の声をあげる

「雪さん、お久しぶりです。元気でしたか?雪さんが居なくなって寂しくて寂しくて…」

小夜が泣き出す

よしよしと頭をなでるウンネ君

この二人は牛歩のように仲は進んでいるらしい

「さあ、お腹すきました、乾杯しましょう」

ヨンハ君が一旦制止する

ヒョルがグラスをもち話を始めた

「今日は私の事務所設立パーティーに集まってくれてありがとうございます。ここまでこれたのもみんなの協力があったから…感謝してます」

そう、ヒョルは一年前にいったあの言葉通り、本当に日本で事務所を立ち上げたのだ

「それと、もう一つ一緒にお祝いしてほしいことがあります。」

ヒョルは私を隣に呼ぶ

「えー…」

ヒョルが顔を赤くしながら私をみる

「私パク・ヒョルは先日高森雪さんと結婚したことをご報告させていただきます」

レストラン中からどよめきと歓声がおきる

私も照れながらヒョルをみつめる

「やっと、本当に心から愛する女性を側に置くことができました。雪には色々な決断もさせました。なれない土地での暮らしや、国際結婚、それこそ婚姻届だすまで私は気を許したら逃げられるんじゃないかって気が気でなかった。」

笑い声が聞こえる

「これからの私達を応援してください!乾杯!!」


そう、私はヒョルを愛したことを信じ、ヒョルの日本での拠点となる東京へ家族もろとも引っ越してきた

そして、ヒョルとの結婚を決断した

メディアには時期をみて公表するが、一般人という事もあり探られることはないだろうとの見解だ

「雪、おめでとう」

ヨンハ君がグラスを重ねる

「ありがとう、ヨンハ君もヒョルと契約してくれたんだって?」

「あぁ、だから事務所が潰れないように頑張るよ」

と、笑いながらはなす

「雪!俺も今度ヒョルの事務所に入るんだよ!!」

ウンネ君がやってくる

「え?そうなの?」

「そうなんですよ、ウンネ、私にもこっちこいって…」

小夜はまんざらでもない顔でウンネ君を見る


沢山の過去を乗り越えるほどの愛の力

二度と恋愛はできないと思っていた私におりたとんでもない幸福が今、ここにある


「雪ー」

ヒョルが私を呼ぶ

私は笑顔でヒョルに向かった





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