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NOISE  作者: 坂津狂鬼
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盆休み-7

さっき中学校を卒業してきました!


シャンデリアやレッドカーペットなどのものは想像上の産物で、現実では絶滅種だと思っていた俺の固定概念を丸ごとぶち壊してシュレッダーにかけられた気分だった。

目の間に広がるのは豪華客船の大広間のような豪華な会場。

城の中にあるとは到底思えない。というか信じたくない。

「ココが・・・・・・・?」

「凡人の反応だな」

シキが冷たく一言を言う。でもその通りだから仕方が無い。

「テーブルにおいてある料理とかは勝手に食べていいですよ」

「マジすかッ!!」

「ええ。形式上は警備員ではなく私の友達という事で呼んでることになっているので。少しはそういう行動をしていただかないと、バレてしまうかもしれません」

ようは俺達は私服警官ってわけか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バレてしまう?

一体何に?

「ほら小月。アリサの厚意に甘えてこい」

俺が口を開こうとすると、シキが俺の背中を押してきた。

「な、おいっ、シキ」

「さあ、アリサ。お前は衣装を着替えたり色々と忙しいんだろ? さっさと部屋に戻ろう」

シキは俺の呼びかけを無視して、アリサと共にどこかへ消える。

・・・・・・アイツ、何を隠してんだ?


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



パーティが始まった。

俺は端に放置されてあった椅子に座り込んでいた。

こういうのって面倒だから、俺は端の席で傍観者でも気取ってる事にする。

警護? そんなものはシキに任せておけばいいんだ。

シキは俺の能力を使えるように言っていたが、実際はそんなに使い物になるものでもない。

受動的だし、条件が多いし、効力が短い。

色々と不便な能力を生かす時などそうそう無いし、もしもこのパーティでテロなんて起きようものなら、元々いる警備員やシキなどが簡単に食い止めるはずだ。

わざわざ人混みに紛れて警戒するなど、面倒で気を使う事をしたくない。

第一、このパーティの最中に何か起きるとも思えない。

予定調和、と言っては何だが、仕込みでない限り、何かが起こると思えない。

これはドラマや漫画や映画の見過ぎなのか?

まあ、そんな事はどうでもいい。

取り合えず、俺はこの端の席から動く気は無い。

何故? そんなの理由なんて一つしかないだろ。

周りにいる人々は豪華な服装なのに俺だけ質素な平民の格好だぞ。恥ずかしくて歩き回りたくなんかない。

大体、シキはあの後アリサさんからドレス貸して貰ってそれに着替えてるし、それなら俺にもタキシードとは言わないからもうちょっとマシな服を貸して貰いたかったのに。

今日ほど自分の私服が恥ずかしいと思った日は無い。最悪だ。

絶対に俺は動かない。これ以上、目立たない。

分かり切っていた事じゃん。凡人風情の俺が金持ちのパーティで浮くって事は。

なのに何で、こんな恥じらいを受けなきゃいけないわけ?

新種のイジメ? イジメは格好悪いんだよ。いけない事なんだよ。

はぁー・・・・・・・・・。小恥ずかしい話だよ。

パーティ会場にて、一人だけ庶民的な服で浮いている少年が・・・・・・・・ってあれ?

俺が辺りを呆然と見回していると、異点を見つけた。

俺と同じ異点。小恥ずかしい奴らを。

奴ら、と言う限りは、単独ではない。大体4人位いる。

集団で固まり、何かを話し合っている。一体何を?

俺は気になって、席から立ち上がり、

視界に黒光りする物を映した。

文章がクソ下手ですいません。

文才は無いと自負することにします・・・・・・・。

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