盆休み-1
書き出しが思いつかなかったので、短いです。
何故だろう? 意味が分からない。
どうしてだろう? 道理が分からない。
何でだろ?
何でシキが帰郷に付いて来たんだろう?
いや、それよりも。
俺だけなのだろうか? この事態が異常だと思っている奴は?
正直言って今すぐに現実逃避をして、冥界への道を辿りたい気分なのだが、俺の腕はシキにホールドされて動けなくなっている。
「ん? どうした?」
俺の腕をホールドして離さないシキに視線を向けると、彼女も蒼い瞳をこちらに向けてきた。
「お前、そういう事して恥ずかしくないの?」
一応確認のために訊いてみる。
「恥じらいを持たなければいけないほど、アタシ達の仲は深かったか?」
いや、まあー、確かにそうだけど。
「普通は仲が浅ければ浅いほど、こういう事はしないもんだぜ」
「アタシ達の仲はそれほど浅かったか?」
・・・・日本語って難しい。
はぁー、最悪だ。
8月12日。俺と義妹は里帰りすることになっていた。
いや、実際に里帰りは今しているのだが、義兄妹の枠に当てはまらない奴も付いて来たのだ。
言うまでもなくシキである。
俺の現住所から遠く離れた親父の実家には、新幹線で行っていた。
だからその道中に隣に座るシキに尋ねたんだ。
『取り合えず付いて来たお前はどうするんだ?』
するとシキはこう答えた。
『秘策がある。組織の奴から教えて貰ったんだ。あ、当然園塚ではないぞ』
秘策の事を疑問には思っていたものも、実家に着けば分かるだろと思い尋ねなかった。
それが俺の今のところの人生の中で最大のミスだ。
実家に着いた俺達御一行は、出迎えに来たジジィとババァに軽く挨拶をし、
「えーと・・・・その子は?」
少し訛った口調でババァが訊いてきたわけだ。シキの事を。
そしたらどうなったと思う?
ヒントは腕をホールドしているシキと、この俺の気分だ。
さあシンキングタイムをやる。
制限時間は・・・・10時間。
よーい、スタート!
はい、というわけでネタバレ予想を主人公が促してきたので、そうします。
問題文とヒントは文章中にありましたね。
回答集計時間は10時間。
さあ、答えが分かった人は感想欄に書き込んでください。
俺はその内に睡眠をとって、起きたら学校に行きますんで。
・・・・・・あ。
これじゃ、10時間後に投稿できねぇ。