表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
NOISE  作者: 坂津狂鬼
10/66

夏休み-1

設定? 辻褄? 世界観? 時間軸? 展開?

知ったことか。俺はただ・・・・・・・・・・・・・暴走するだけだ!

さて、何故だろう?

何故俺は自分のベットの上で寝ているのだろう?

答えは簡単。あれは悪夢の一種だったって事だ。

つまり、俺の補習はまだ残っている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最悪だ。

俺はマントル並みに暑い自室を出て、リビングへ行く。

それにしても、意味の分からない悪夢だった。・・・・・・・・・・・・・・・・・まあ、今までの悪夢に意味合いがあるとすれば俺への嫌がらせになるが。

黒ローブを羽織った蒼い瞳を持つ少女に、黒い虎、姿のない声に、白髪の少女。おまけに最後に俺を焼いた蒼い炎。

焼死エンドは初めてではないが、意外とあっさり死んだ気がする。いつもならジワジワと殺されるのに。

今回の悪夢は意味が分からない。

でも、所詮は夢なんだ。考えたって仕方が無い。

俺はリビング兼ダイニング兼キッチンの扉を開き、

「ん、起きたか」

蒼い瞳を持つ少女を見た瞬間に閉じた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最悪だ。

「・・・どうしたの?」

義妹の心配そうな声が聞こえる。

どうしたの、ってお前。そんなの一つしか原因がないだろ。

俺は静かに扉を再び開き、原因を言う。

「どうしたもこうしたも、そのテーブルに置いてある料理は何だ?」

俺が扉を閉じた理由。それは、シキを見たからではなく、シキの後ろにあった、満漢全席を見たからだ。

夏のクソ暑い日に、しかも朝っぱらから、そんなものが食える人間なんているのか?

いるわけねぇーよ。

「・・・いつも通り」

義妹が常識と言わんばかりに答える。

どうやら、義妹は俺に本当に嫌がらせをしていたらしい。いや、現在進行形だから、本気で嫌がらせをしていくらしい、の方があってるか。

まあ確かに、いつも通りと言えばいつも通りなんだが。

俺は諦め、いつも通りテーブルに着く。

そして嫌々箸を持ち、

「あ、そういえばシキ。なんでお前ここにいるんだ?」

現実逃避のためにシキに尋ねる。

「・・・それは、旅行に誘ったから」

「旅行?」

義妹からの返答に、俺は思わず聞き返す。

義妹が答えたっていう事は、義妹がシキに誘ったわけか。

・・・・・・・そういえば、シキが義妹に呼ばれたとかなんとか言ってたな。

旅行のためだったのか。

「いつ行くんだ?」

「・・・10月」

「・・・・・・・・・ふざけてるのか?」

「・・・ふざけてる?」

疑問を疑問で返された。

自分の事なんだから、俺に訊くな。

「アタシ、ホームレスだから、昨日から泊めてもらってる」

「意味が分からねぇーよ」

シキが詳細を説明した気分でいるのが、少しムカついた。

「・・・シキとは顔見知り程度の関係だから、一緒に暮らして、親密度を上げて、旅行に行く」

「ギャルゲーみたいな表現をするな。つーか、別にシキじゃなくても、学校の友達を誘えばよかったじゃねぇーか」

「・・・皆、都合が悪いって」

「とか言って、本当は避けられてるとか」

我ながら、デリカシーのない事を言ってるなー。

「・・・一緒にしないで」

嫌悪感の籠った声で義妹が言う。

我ながら、デリカシーのない事を言われてるなー。

「・・・皆、学校があるって」

「ちょっと待て。お前は今、何を説明した? 旅行の日程が平日っていう事か? それとも学校をわざわざサボるって事か?」

「・・・両方」

義妹は少し申し訳なさそうに言う。

これは・・・・・・・・・義兄として旅行に行かせるのを止めるべきか、男として少し俯きながら上目目線で見てくる義妹に萌えるべきか・・・・・・・・・。

うん。後述を選ぶべきだ。

俺は何も言わずに、内心だけで何とも言えない気持ちを暴れさせていた。

何故、この時、俺は気づかなかったんだろう。

義妹がわざと上目目線で見てきている事に。

俺が内心で萌えている最中に、旅行について無理矢理、許諾させられていた事に。

まあ、俺バカだから。仕方が無い。

「なんか卑劣な手だな」

「・・・簡単に引っ掛かる方が悪い」

「秋音。お前はいずれ不幸になるだろうな」

「ん? シキ、名前で呼ぶなんて随分と馴れ馴れしいな。もう二人は友達なのか?」

俺は萌えるのを止めて、会話に加わる。

「微妙だな。まあ、友達候補みたいな感じだ」

「それは・・・・」

俺より微妙な距離感だな。

まあ、俺と義妹の距離感は、義兄妹か苛めっ子とかの関係だからな。

あくまで俺が、苛められる方だ。

意味不明な点しかないと思いますが、そこは自らの想像を働かせてください。

自分の理解の範疇を超えてるなー、と思った人は感想欄に不明な点を書き込んでください。解説致します。


と思うほどに酷くなっていってる気がして溜まりません、はい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ