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恋をした  作者: 沙羅双樹
15/16

恋に破れた。だから⑤

今年最後の投稿です

読んでくださる読者様に感謝を


皆様、よいお年を。


ああ、でも

私と同じ色を持って産まれてしまったその子が

私と同じ思いをするくらいなら

同じ色になど産まれてこない方がいい


でも、彼らは私が同じ色の子を産むまで諦めないだろう


そのためだけにそれしか価値のない私を生かし、育てたのだ


子を産み続ければ、健常な女でもすぐに弱り死ぬという

そも、体の弱い私はすぐに死ねるだろうか?


死ねなければ、いつまでこの地獄は続くのだろうか?


心のない相手に強いられる悍ましい行為を

いつまで耐えれば許されるのか?


神に慈悲を乞えるなら、初産で子諸共死にたい


色に関係なく

この世界(地獄)に我が子を置いて死ぬのは

我が子が哀れで仕方ない



無駄な抵抗が無為に終わった後

それだけを願って生きていた私にとって

学園生たちの娯楽も

悲劇を気取って、恋を楽しむカレやその恋人も

すべてが雑音で不快な存在だった


そんな時、大人たちが軽く見ていた学園の過熱した空気が

限界を超えたのだろう


暴力という形で私に襲い掛かった


怖かった、痛かった、苦しかった、恐ろしかった、悍ましかった


でも、ほっとした


これで解放される


ようやく終わる(死ねる)

補足)

この世界では自死は最大の禁忌で、思いつきもしない

そんな世界観です

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