冥土ノ土産はこんぺいとう
―星に願いを、冥土に花を。―
戦乱のさなか、孤児として戦場を彷徨っていた少年は、一人の男に拾われた。
その男、鎖国国家・“桐原(きりはら)“の港町《逢浜》を治める領主、刻盛(ときもり)。
“星の娘に恋をした剣豪”の伝説に心酔した彼は、自らの屋敷に異国の文化──メイドという存在を根づかせた異端の当主だった。
そして数年後、戦火の中、少年──九郎(くろう)はひとつの運命に出会う。
それは、廃墟と化した京、その大樹の下で出会った、名もなき少女たち。
かつて何者だったのか、なぜあの場にいたのか。
ただ“生き延びるため”に彼女たちは一つ屋根の下に集い、
九郎の「主(あるじ)」としての日々が、静かに、だが激しく始まってゆく──
星のように孤独で、けれど縁(えにし)で繋がった命たちが、
冥土の中で見つけるささやかな灯火と、甘い“金平糖”のような愛。
これは、滅びゆく世界で、少女たちと共に“居場所”を作り直す物語。
プロローグ
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