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体験版悪夢 I

「そもそも悪夢の回収ってどうやるの?」

「試しに夢、入ってみる?」

「えっ、できるの!?」

あめるはどこかから透明な薬瓶を出すと、白い錠剤を1錠取り出した。

「何これ」

「これを飲むと研修用の悪夢に入れる」

初日に撮影用衣装を渡された時の不信感を思い出した。

だから何でこんな夢がないの!?

魔法で虹の橋を渡って夢の国にワープ☆みたいなサービスはないの!?

そもそもこの何だかよく分からない動物を信じて良いのかも疑問に思えてきた。かわいい見た目に騙されてはいけない。

「大丈夫なやつなの?これ」

「研修用のは大丈夫だよ」

研修用のは、ね。

「睡眠中は労働とみなされないから未成年でも24時過ぎて大丈夫だよ」

もはや突っ込む気にもならない。


かなり躊躇したけど、ハル様と一緒にいるためにはやるしかない。

もしハル様がホストだったら私は貢ぐためにどんな仕事だってやるわ。


思い切って水で流し込むとすぐに重力が増えた感じがして、身体を起こしていられなくなった。痛みはない。眠くもない。ただ重力が増えただけ。

最悪何かあったとしても、きっと学校か視聴者さんが気付いてくれるでしょう。

一週間とか、一ヶ月後くらいに。

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