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Called by Queen.

その後部屋を案内してもらった後私は寝た。

寝る直前

カチッ

と何かがなった気がした。


目覚めるとそこは夜だった。

『え?時間経過どうなってるの?!』

そう思いリビングに行くと慧さんが眠っていた

「慧さーん、そんなとこで寝たら風邪ひきますよ!」

慧さんが顔をあげる。

そこで私は驚愕した。

顔が違うのだ。

綺麗な顔立ちなのだが明らかに違う。

「は?アンタ誰?」

声も冷ややかだ。

もしかしてこれが昼間、慧さんが言ってた事なのか。

「えっと·····慧さんに雇われた手伝いの美世です!」

「慧ってだれ?」

「お昼の方です!!」

「ふーんそう。じゃあ家事頼むわ。」

そう言って外出しようとする。

「あっえっとお名前は?」

「··········(スイ)

「ありがとうございます!お気をつけて!」

「あ、これポストん中入ってた。女王からだ。ちゃんと行けよ。無視して面倒事になるのはごめんだからな。」

と封筒を渡してくれる。

そのまま翠さんは行ってしまった。

そこには呼び出し状が入っていた。

『きっと姿を変えるんだろう。』

少しわくわくしながら王城へ向かう。

王城はそこまで遠くなくすぐに着いた。

突然上から

「おんやァ?君は何しに来たのかなァ?」

と言う声が聞こえる。

見上げると木の上に紫の髪をした美少年がニコニコしている。

「えっと·····女王に呼ばれて·····」

「そっかァ。気をつけてねェ。陛下はとても気まぐれだからねェ。ボクはチシェ。またどこかで会うかもねェ。」

つかみどころのない声で言うとどこかへ行ってしまった。

『不思議な人。』

そう思いつつ門番に封筒を見せ中へと進む。


奥の扉を開けるとそこには黒いドレスを見に纏いつまらなそうな表情を浮かべる美しい女性がいた。

『女王だ』

直感的にそう思った。

「貴女が·····新しく来た子ね。久遠 美世さん?」

美しい声が聞こえる。

「はっはい!!」

緊張で声が上ずる。

私の姿をじっと見る女王。

「··········醜い。」

「へ?」

今醜いって言った?!

怒りが広がっていくが逆に考えればだからこそ美しい姿に変えてくれるのでは?!

そんなことを思いながら待っていると

「貴女にはこの姿がお似合いよ?」

と笑いながら魔法をかける。

『どんな姿になっただろう』

と体を見ると··········

『ぎゃあぁぁぁ!豚になってるぅぅぅぅ!』

そう私は豚に変えられてしまった。

「ふふふ。せいぜい私を楽しませてね?

Cochon(醜い)Laid(豚さん)?」

楽しそうな声で私を城外へ吹き飛ばす女王。

「痛っ!」

地面でバウンドする。

呆然としながらも翠さんがいる家へ帰る。




「はぁ?ブタなんていらないんだけど。」

「待ってください!お願いします!」

戻って早々に翠さんは私を追い払おうとする。

「獣臭いの嫌いだから」

「お願いします!!慧さんが迷惑しますよ!」

「どうでもいい。」

どうしようか·····。

その時

カチッ

とまた音がし、辺りが光に包まれる。


昼は人間、夜は豚!

これからどうするのぉぉぉ?

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