第二部 謎の鍵とは…
そして、国枝のいる二階の教務室へと
向かい…そして、教務室のドアを
ガラガラと開けて入っていくと…
山下『校長先生、お疲れさまです』
他の先生もあらゆる準備をしながら
お疲れさまですと声をかけてくる
光山『お疲れさまです、くれぐれも
体調には気をつけて下さいね』
とみんなに声をかける
光山『教頭先生、この書類に関しては
許可は出せないのですが』と
ファイルに挟んである書類を
渡して席に腰を下ろして座る
国枝『校長先生どういう事で
しょうか』と書類を手に
持ちながらも視線は光山に
向けている
光山『一時待機室の改修工事費用と
は、どういう事でしょうか?』
国枝『私もこの高校に赴任して
長いのですが、何に使用されて
いるかは分からないのですが
慣例として予算が計上されて
いるようでして…』
光山『そうしましたら、今年から
予算は不許可にしましょう』
国枝『宜しいのですか?』
光山『削る所は削らないと、
それにどこにあるかは
不明なのですから』
糸井『お疲れさまです』と
一息つきながら教務室に
入ってくる
光山『お疲れさまです糸井先生』
国枝『もしかしたら糸井先生なら
ご存知かも知れませんね、
私よりも在籍は長いですから』
糸井『何の話でしょうか…』
光山『この高校に一時待機室というの
があるらしいのですが、
ご存知ですか?』
糸井『あぁ~校長室の隣の隣にある
部屋ですよね』
光山『あれが一時待機室でしたか…』
と納得した様子の表情を
見せている
国枝『どんな部屋なのですか?』
光山『いや、入った事はないのですよ
鍵はどこかにあると思うの
ですけど…』
糸井『今は開かずの間に
なってますよ、鍵が行方不明に
なっているので』
国枝『どういう事ですか?』
光山『もしかして、元教諭の方が
生徒や先生に何かしら
やらかした場所と認識した方が
宜しいですかね』と疑りの様子
を見せている
糸井『それは違いますね、昔俳優を
していた大関雄大がいるのは
知ってますか?』
光山『大関雄大…確か背が高くて、
主役脇役問わず活躍されていた
方ですよね、人気絶頂期に
引退をされた俳優だと…』
糸井『彼はこの高校の卒業生でして
私が担任だったんですよ』
国枝『えぇ~!』と大声で驚いている
光山『教頭先生、静かに授業中です』
国枝『すいません、取り乱して
しまいまして』
光山『もしかして今でいう
推しですか?』
国枝『私ファンだったんですよ~
だから引退の発表の時は
ショックで寝込んだ記憶が
あります』
光山『しかし、絶頂期の頃に引退と
いうのも不思議な感じですね』
糸井『ゴホン…話を戻して
宜しいですか…』
光山『すいません』
糸井『彼が在籍している時に撮影とか
で早退や遅刻の時に利用のため
に確か作られたかと』
光山『しかし、鍵がない事には
どうにもなりませんよ』
国枝『そうですね…』
光山『これで良く予算を計上できまし
たね~』と驚きの様子を
見せている
国枝『前任の先生から引き継いだもの
でしたから、そこまで気にせず
にしていました、すみません』
光山『謝られても解決にはなりません
し、教頭先生だけの責任では
ありませんから、少なくとも
大関さんが在籍した20年前まで
は使用していた訳ですから』
国枝『私と入れ違いだから
分からなかった訳ですか』
光山『糸井先生って、この高校は
何年目になりますか?』
糸井『今年で27年になりますかね、
教員生活のほとんどをここで
過ごしていますね』
光山『ある意味で生き字引みたい
ですね~』
糸井『学校崩壊の状態もありました
けどね』と苦笑いしている
光山『一応、それなりには審査
していたので』
糸井『校長先生はお上から、
赴任されているので』
佐藤『失礼します』とドアをガラガラ
開けて入ってくる
光山『どうされました?』
佐藤『いや、この鍵が何の鍵か
気になりまして…』
光山『もしかして…』
糸井『かも知れませんね…』
国枝『それはどこで』
佐藤『用務員室にかけてありまして
用務員室のスペアかと
思ったのですがスペアはあるし』
光山『分かりましたとりあえず一緒に
来て下さい』
そしてその鍵は一時待機室の鍵と判明
どうやらここに預けられていたらしい
ちなみに部屋を開けるとそこは
ただの狭い空間しかないため、
光山は改修工事費用の押印をしたの
でした、ただし違う形で変えるらしい




