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民間校長~光山忠彦   作者: 村越 京三


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14/28

第二部 それぞれのやり取り

物語は一部の大村と樫木の件が

一段落していた頃のお話です

季節は初夏を迎え生徒達もぼちぼち

夏服へと衣替えをしていた、

光山も少しは校長職に

慣れてきたかといいますと…


光山『はい、よっこらせっと』と上下 

   ジャージ姿で(くわ)を下ろしている


佐藤『校長先生、(すじ)ありますね     

   ~』と茶化している


2人は空いている校内の場所に

野菜のタネを撒いて、

育てようとしていた

用務員である佐藤が何かを考えている

様子を見かけた光山が声をかけた事が

きっかけで親しくなり、色々たわいのない話や情報収集をしている


光山『いやあ、管理職だと汗を掻く

   機会なんて冷や汗しか

   ありませんから、

   心地よい汗ですよ』と

   額の汗をタオルで

   拭いていると…


国枝『校長先生!書類の確認まだ

   ですか?承認いただかないと

   困るんですよ!』と苛立った

   様子で呼びかける


光山『教頭先生、今行きますよ~』と     

   たしなめている


佐藤『お呼びだしがかかりましたね』


光山『ここしばらくこちらにばかり

   集中して、書類放置して

   いましたからね』


国枝『あれで良く校長が務まりますね 

   ~』と呆れている


光山『すみませんね、教頭先生…』と 

   苦笑いしながら

   軽く頭を下げている


国枝『とにかくスーツに着替えてから 

   目を通して印鑑をお願いします 

   ね!』と鋭い視線をこちらに

   向けている


光山『判りましたよ…』


そういって更衣室に入ってスーツに

着替えて、校長室に戻り椅子に

腰を下ろして承認の印を続々と

押していったのでありました


国枝『校長先生、土いじりも

   構いませんけど生徒の様子を

   見るのが仕事なのでは

   ありませんか?』


光山『そうなんですけどね、

   他の先生方が何かあるのかと

   生徒の視線が廊下に

   向いてしまって困るという

   話を伺いましてね』と少し

   苦笑いしている


国枝『確かに授業中に廊下を歩かれる 

   と遅刻か何かと勘違いされます  

   からね』


光山『話は変わりますけど教頭先生、  

   それ試しに飲んでもらえません 

   かね』と備え付けの棚の中に

   置いてある物へ視線を

   向けている


国枝『また、何か当てたのですか…』 

   と呆れた様子で光山へと

   視線を向けている


光山『ラジオ番組の景品が

   当たりましてね…

   ただ飲んだ事がないもの

   でしてね…』と苦笑いしながら 

   話している


国枝『応募するのは構いませんけど、

   もう少し確認してから

   応募してくださいよ、変なの

   ばかり当てていつも毒味役を

   しているのですから…』


光山『まあまあ、良いじゃないですか

   学校の宣伝にもなりますし、

   なかなか珍しくて良いのでは

   ありませんか?』


国枝『そう言えばなんて

   送っているのですか?』


光山『高校の校長をしています

   日々色々疲れているので

   癒やしをとこんな感じですね』


国枝『私の方が胃薬常用ですよ

   とにかく分かりましたから

   試飲している間に全ての書類の

   見通しお願いしますね』 

   と一礼してドアをガチャリ 

   と開けて校長室を後にした


光山『助かったよ…どうも紅茶は     

   苦手だ…』そうぼやきながら

   作業を進めていき、全ての 

   書類に目を通して1枚を除いて 

   押印をしていったのでした

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