第一部 新たな門出
翌月の始めの1A教室にて
露崎『な~に結愛ニコニコしちゃっ
て、上手くいってるの
彼氏とは』
樫木『もう彼氏じゃないも~ん‼』と
ニコニコが止まらない様子を
見せている
露崎『まさか別れたの‼』
樫木『違うよ、実はね結婚したの、
だから今日から大村結愛に
なったんだ~ごめんね
内緒にしてて』顔を赤める
露崎…『結婚‼いつしたの?てか結愛
よく親が承諾したね~』と
驚いた様相を見せている
樫木『両親は驚いていたけど
嬉しそうだった、肩の荷が
下りたのかこれで離婚できると
か思ったのかもよ、
ずっと仮面夫婦だったん
だから』
露崎『ふ~ん、でも大村先生も
大変だね~色々聞かれるよ~
生徒に手を出した教師とって』
樫木『何言ってるの!プロポーズも
婚姻届を突きつけたのは
私からだもん
あ~早く逢いたいな~』
露崎『1つ聞いていい、
大村先生のどこが良かったの?』
樫木『全てよ、私に居場所を
くれた人』
露崎『ご馳走さまです、でもこれから
が大変だね大村先生も
ずっと一緒なら
我慢できるかな~』
樫木『我慢って』
露崎『何言ってるの、
あなた達夫婦でしょ
夫婦ならアッチの方よ、
まぁ四六時中一緒でしょうし
良かったね御幸せに』
樫木『うん‼』ニッコリと答えていた。
一方、その頃の校長室では
国枝『校長先生‼前代未聞ですよ
教師と生徒が結婚しても
在籍するなんて、しかも
受け持ちの担当も変更も
しないなんて』と光山に
詰め寄っている
光山『あの2人が公私混同はしないと
宣言したので今まで通りと
しました
スクールロイヤーの先生にも
確認をとりまして法律的には
一応問題はないそうですが、
倫理的な問題があるかも
しれないので書面に一筆
戴いた次第です
法律に違反しているわけでも
ありませんしね、確かに教師と
生徒の交際についての定義は
曖昧ですしタブーでも
あるかもしれません
それに、今もしこの問題が
ネットにあげられたら
賛否両論起きたと思います
ですが2人が出した結婚という
結論を止める権利は
我々にはありません
普通は祝福するのでは
ないですか?
例がなければ例を創れば
いいだけの話です
もしここで担当を変えたら
色々言われたり
勘繰られた際に、どう説明する
のですか教頭先生』
国枝『確かに2人が出した
結論ですので異論はありません
しかし、樫木さんのご両親は
よく承諾しましたね』
光山『しかし、あの2人もあの様に
見えて策士ですね~』
国枝『どういう事でしょうか』と
何を言っているのだと
言わんばかりの表情をしている
光山『今日から未成年の婚姻年齢が
引き上げられて女性も18歳に
なられたではないですか』
国枝『そう言えばそうですね~』
光山『2人が入籍したのは昨日だ
そうです、そして樫木さんの
誕生日という事も考えると』
国枝『そう考えられても
仕方のない事ですよね』
光山『樫木さんのご両親はこれを機に
離婚するらしいですね、
もともと昔から噂も
色々ありましてね』
国枝『校長先生ご存じなのですか?』
光山『え~まさか娘さんがウチの学校
の生徒とは思いませんでした
けどね、赴任してまだ3カ月も
経たない内に色々ありますね~
まぁ樫木さんの話はおいといて
また後日話しますよ、
さあ今日も1日よろしく
お願いします』




