表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
孤独な世界と大切な花  作者: rurua
失った出会い
2/13

能力種

 僕と結愛は病に侵されている少女に会いに来た。

この異世界での生活にも慣れて、僕は人を助けることだけが生き甲斐だ。

もちろん元の世界に帰りたい気持ちもあるけどね。


 少女は泣いている。

身体の痛みが激しいのだろう。

原因不明の病は容赦なく少女を苦しめる。

一刻もはやく助けてあげたい。


「遠い地まで出向いていただきありがとうございます。」

 少女のお母さんは何度も頭を下げて感謝している。

「待ってください。お礼はお子さんが元気になってから言ってください。」


 結愛はもう少女の診察を始めている。

「これは・・・。能力種だわ。」 

 結愛は能力者だからすぐにわかる。

能力の中には治癒不可能の病にする能力も存在するらしい。

「病をかけた能力種の人に会わなくちゃ治すことはできないわ。」

「わかった。探すしかないな。」

 

 結愛は耳に手を添える。

「サーチ・・・。」

 結愛の能力種は検索。

辞書のように解明されている事柄なら好きに検索することができる。

「見つけたわ。優矢、行くよ。」

「わかった。」

 少女が痛みに悶える度に胸が苦しくなる。

「ちゃんと治してみせるから。諦めないでね。」


 僕は少女の手を離した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ