第零幕
※この作品は100%趣味で書きたい小説のあらすじまとめです。
書ききれる気がしないので、ついに、概要で進めていきます!
いつか、書き上げるその日まで・・・
早速だけれど、【物語】の幕を開けるとしよう。
はじまり、はじまり。
000
この【世界】には決して終わることのない戦いが無数に存在している。
私は、その全てを可能な限り伝えたい。
001
『この世』は絶えず『宇宙』が生まれ、そして死んでいる。
そして、『宇宙』の誕生、【世界】の誕生とともに、2つの生命体が”発生”する。
多くの【世界】は、この2つの生命体は何もせず、ただ存在するだけ。
だが、極稀に、【世界】に干渉する生命体が現れることがある。
この物語の【世界】もまた、2つのうち、一つが【世界】に干渉したのだった。
002
“全ての始まりと終わり”
【世界】の外側に存在する生命体。
何をするわけでもなく、数多の『宇宙』の誕生と死を傍観する存在。
そして、【世界】に唯一、絶対的な影響を与えられる存在。
『宇宙』の誕生とともに発生した2つの生命体のうちの一つが、すぐに”全ての始まりと終わり”に接触した。
【世界】と直結するその生命体は、【世界】の在り方を理解している。
【世界】は生まれた瞬間に「はじまり」と「終わり」が決定づけられている。
それは「アカシックレコード」という『形』で、【世界】の外側に存在している。
生命体は、”全ての始まりと終わり”に接触し、「アカシックレコード」を破棄した。
それは、【世界】の崩壊には至らないが、決定づけられている『未来』を喪失する。
それでも【世界】はあるべき結末へとたどり付くべく、動き続ける。
生命体は、そんな【世界】を混沌へと誘うことを目的として動き出した。
自分も、【世界】の一部として、【世界】を支配する立場になるために。
そこに、意味などはなく、その行動原理は他の何物でもなく、生まれ落ちたその瞬間に生じた衝動だった。
003
“全ての始まりと終わり”が、なぜ生命体に協力したのか。
それは、簡単なこと。
退屈しのぎ。
全てを知っていながら、ただの傍観することしかできない存在であるがゆえに、自分に接触するイレギュラーな存在に刺激を求めているだけ。
理解できないくらい途方も無い時のなかで、いまだ数回しか起きていないそのイレギュラーは、“全ての始まりと終わり”にとっての唯一の楽しみなのだ。
久しぶりの娯楽に、傍観者である”全ての始まりと終わり”は、このとき、必要以上の干渉をしてしまった。
歴史の中で、いずれ呼ばれることとなる『カオス』の名を、生命体に告げたのであった。
それを聴いて、生命体はニヤリと笑い、
「我が名は、『メイオウ』とする」
そう言って、【世界】に戻った。
こうして、ありのままの姿であろうとする【世界】と、それを【混沌】へと誘おうとするメイオウとの終わりなき戦いが始まったのだった。
004
そして、140億年の月日が経ち、”全ての始まりと終わり”の前に、一人の少年が現れる。
過去最高に早いタイミングで。
それは、また、後の話。
第零幕 / 暗転