ファイナルクリスタル
祐樹は過去にネットゲームをやっていた事がある。
主にMMORPGと言った大人数でモンスターを倒すと言ったものだった。
しかしゲームをプレイしてはじめは楽しいと思ったが、ゲーム内で初心者だということを知ったプレイヤーが詐欺をしてきたり、よく分からない言葉を周りが使って全く分からないままプレイしていると邪魔だと言われてフィールドから追放される。
挙句の果てによく分からないウイルスをPCに入れられた事もあり、そのPCはほぼ使えなくなってしまった。悪質だと思うが、ネトゲ自体それが普通だと思い込んでいた。
だからやるつもりはない。
祐樹はベットに仰向けに寝た。
―皆・・・・か。
恐らくゲームを勧めてきたのは親友であった北村克樹だ。
俺が不登校になってから2日に1回の頻度で家に来てくれている。しかし1度も顔を出したことはない。親友さえも怖かった。
さらにあいつはゲーム好きだから尚更だ。
―ネットで俺が心を開けるわけないだろ・・・・・。
そう思いつつも、気づけばPCを起動していた。
どんな内容のものか見るだけ。
祐樹自身ゲームが嫌いなわけではない。だから少し気になっていたのだ。
『ファイナルクリスタル』
と検索した。
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公式サイトを覗いてみた。
するとファンタジーな戦闘曲が流れた。
【無料会員登録!完全課金制だから安心安全!】
大きくそう示されているが、とても信用しがたいものに見えた。
【ファイナルクリスタルで友達を見つけ、共にモンスターを倒そう!】
1度ページを全て閉じた。
―俺はもう傷つきたくない。




