前向きな生活
部隊、『宿命の仲間』はギルドでゆったりと休んでいた。
AKIRA〈それにしてもYUKI強すぎねぇか?w〉
YUKI〈攻撃力上げてるだけなんだけどな〉
HUMIYA〈最後の1撃はすごかったもんな〉
攻撃力が戦闘中に格段と強くなったYUKIの諸刃の剣はウォータジングドラゴンを圧倒させた。
見事数ターンでウォータジングドラゴン討伐に成功したわけだ。
KATU〈もうすっかり上級者だな〉
YUKI〈まだ経験がないから上級者じゃないよ〉
SATHI〈戦い方は良いと思うよ〉
HUMIYA〈じゃあさ、今度またデュエルやろうぜwAKIRAとKATUはまだやってないんだしな〉
AKIRA〈そうだね!YUKIとやってみたいし〉
KATU〈俺もーw〉
YUKI〈皆ありがとう。ちょっと疲れたから落ちるね〉
HUMIYA〈おう、おつかれさん〉
SATHI〈おつかれー〉
AKIRA〈今度楽しみにしてるぞー〉
KATU〈おつかれ様〉
YUKIはログアウト直前にLINAのイン状況を確かめた。
LINAはまだインしておらず、恐らく家の事情があるのだろうと考えた。
時間を見るともう7時近くで、空はすっかり暗くなってしまった。
「ちょっとやりすぎか・・・・」
目を休めるためにベッドに横になって目を瞑った。
AM6:00
ガバッとベッドから起き上がると朝だということに気がついた。
窓のカーテンから光が漏れている。
ずっと寝ていたのか・・・。
いや、昨日の夜、1度愛美が夕御飯のために呼びに来てくれたのは覚えていて、その時は眠いからといって布団に丸まっていた。
そして気がついたら朝だ。
「・・・腹・・・減ったな」
祐樹はPCのを起動させて1階に下りた。
夏休み中の6時はまだ早く、朝食は準備されていなかったので、祐樹は自分でご飯を盛り、納豆やソーセージ等の適当なおかずを手にして朝食にありついた。
祖父母もまだ寝ているようで、室内は静かだった。
外から鳥のチチチと鳴き声が聞こえるだけで、祐樹はさすがにテレビの電源を入れた。
といっても6時代はニュースしかやっておらず、ほとんど見ていない状態であった。
朝食が終わると自分で食器を洗い、部屋に戻った。
そして朝一のFCを起動させた。
まだ部隊メンバーもフレンドも誰1人としてインしていない。
時間的には当然だ。
YUKIはLINAに向けて個人メッセージを送った。
《俺、昨日学校行きました。そして部活もやってきました。今はとても前向きに過ごしています。全てLINAさんのお陰です。また今度改めてお礼させてください》
メッセージを送ると、YUKIは再びレベル上げに専念した。




