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罪からの決意
玄関の扉を開け、ただいまと言うと、中から
「おかえりー」
と明るい声が聞こえてきた。
出てきたのは愛美だった。
「どうだった・・・お兄ちゃん!」
恐らく祐樹の髪を見て言ったんだと思う。
「まさか髪を切ってくるとはね・・・」
「なんだ、悪いのか?」
「逆だよ。すごくいいじゃん。さすが莉奈さんね」
「まぁともかく俺、学校行く事にしたよ。といってもまだ夏休みだから部活に顔だしてみる」
「本当!?是非いってみなよ。皆待ってるとおもうよ」
「そうだといいな」
―愛美は俺が学校に行く事に本当に嬉しいのか・・・・・。
自分の部屋に入ると、電気を付けてベットに寝転がった。
ここで2週間以上寝てたんだよな・・・。
目を瞑って3人を頭に思い浮かべた。
―父さん、母さん、そして充。俺学校行ってみるよ。本当に申し訳ないと思ってるけど人生やり直したいって思えたんだ。もちろん忘れたわけじゃないよ。でも少し前向きになりたいって思ったんだ。俺は・・・・。
閉じていた目をパッと開いた。
「俺は生きたい」
まだ5時頃だが、祐樹は眠りについていた。




