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Summer Believe  作者: 七原 秋也
第3章 変化
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初対面

朝、祐樹は洗面台で顔を洗い、歯を磨くという一般的な行動をとっていた。

鏡で自分の顔を見るが、目が疲れきっていて、ボサボサの髪は肩までついている。


漆黒の黒髪も昔はショートだったが、今では目が前髪でかかってオタク系だ。


―これが今の俺か・・・・・。


髪を丁寧におろしていると、鏡の端に愛美の姿が映った。

不安そうにこちらを鏡越しに見ている。


愛美に直接向いて言った。


「今日客が来るんだ。その人は俺が呼んだから。さすがにこれではいけない」


「そうなの。よかった。お兄ちゃんが人と会うなんて言うと思わなかった。」


祐樹は苦笑し、髪を整えていった。





午前11時。


インターホンが鳴った。


事実上、玄関に数週間ぶりに出た。


扉を開けると、1人の女性が立っていた。

茶色混じりセミロングの髪で、目は大きく、口は小さい。

小顔の彼女は、顔立ちからして絶対モテる人だ。


「あなたが、りなさん?」


その女性は笑顔で頷いた。


「はい、初めまして。田原莉奈(たはらりな)、16歳です」


佑樹も自己紹介した。


「初めまして、山村祐樹、15歳の中学3年です」


「って事は私のほうが1つ年上だね」


「そう・・・なりますね」


「今日は本当にありがとう。なんか出会い系じゃないけどネットで知り合った人と会うなんて」


「俺こそ自分がどうかしそうだったから共感してくれる莉奈さんと会えて嬉しいです」


莉奈は嬉しそうに笑った。


「ところで後ろの方は妹さん?」


振り向くと、目を丸くした愛美が立っていた。


「あはい、妹の愛美です」


愛美はぎこちなさそうに会釈した。

莉奈は

「突然訪れたりしてすいません。迷惑だったらすぐに離れるので」


と言うと、いえいえと首を振って祐樹の腕を掴んで耳元で囁いた。


「ちょっとまさか彼女?」


「違うよ。ネットで会ったんだ。信用できるよ」


祐樹は咄嗟に莉奈の前に戻った。


「そこで立ってるのもなんですし、上がってください」


「ありがとう。おじゃまします」


すると妹は


「じゃ、じゃあ私は部屋に戻って宿題やってるよ」


そう言って階段を駆け上がっていった。


「じゃあどうぞこちらへ」


祐樹は客間に案内した。

すると莉奈が後ろからクスと笑った。


「祐樹君緊張してる?普段のままでいいよ?」


―そりゃあ男なら緊張するよ。。


できるだけ平凡を装いながら客間に入った。


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