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Summer Believe  作者: 七原 秋也
第2章 仮想空間 
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午後1時、昼飯を食べ終えて再びFCにインした。

これでは1日中ゲームをしていることになる。これを廃人というのか・・・。



いつもの『始まりの町』からスタートした。

偶然にも目の前にRINAが立っていた。

ずっと立ち尽くしているので、放置か誰かと会話していると思われる。


YUKI〈こんちわ^^今時間ある?〉


RINA〈うん、あるよ。私の部隊の活動は夕方からだし〉


YUKI〈そっか。じゃあ〉


RINA〈あ、そうだ。今日はさ、ちょっと遊ぼうよ〉


YUKI〈遊ぶ?〉


RINA〈そう、遊戯フィールドでね〉


YUKI〈まさかデュエル?〉


RINA〈違うわよwたまにはYUKI君としっかり話したいなーと思って〉


YUKI〈それって・・・〉


RINA〈まぁまぁ行こうじゃないの〉


2人はパーティを組んで、遊戯フィールドに向かった。



YUKI〈ところで何するの?〉


RINA〈うーん、ルーレットでもする?カジノの〉


YUKI〈あーゴールド賭けるやつだよね〉


RINA〈そう。じゃあ行こっか〉


『カジノ』のルーレットを選択した。


一般的なルールで、数字、色、列等にゴールドをベットし、玉が入った数字、色で賭け金を増やすものだ。


YUKIは黒に1000ゴールドをベットした。

RINAは数字の前半部分に4000ゴールドベットした。


台が回り始め、玉が投入された。


ゴロゴロと音を立てて玉は回転し、スピードを失った台に比例して玉の速度も落ちていった。


カランと音をたてて入った数字は[黒の28]


YUKIは2000ゴールドGETだが、RINAは4000ゴールドを失った。


RINA〈負けっちゃったwじゃあ次〉


RINAが30000ゴールドもベットしたので愕然とした。


YUKI〈そんなに金に余裕あるの?〉


RINA〈まぁね。これで勝てばさっきのマイナスはチャラよ〉


YUKI〈はぁ・・・・〉


RINA〈ところでYUKI君、どこに住んでるの?〉


RINAを信じて言った。


YUKI〈俺は新潟に住んでるよ。RINAさんは?〉


RINA〈私長野なの。すごく近いねw〉


YUKI〈本当だなw〉


RINA〈じゃあさ、今度会いにいっていい?〉


YUKI〈え?だって・・・え?〉


RINA〈だめかな?私は本当に女だよ。〉


YUKI〈いや・・・しかし〉


RINA〈・・・・・ごめんなさい〉


YUKI〈RINAさんを信用してないわけじゃないんだけど・・・・〉


YUKIはRINAに相談する事を決意した。


YUKI〈俺さ、中学3年なんだけど今不登校なんだ〉


RINA〈不登校・・・〉


YUKI〈君だから言うけど最近両親と弟を失ったんだ。俺のせいで〉


RINA〈そうだったの・・・〉


YUKI〈だから・・・周りの目が怖くて。情けないけど怖いんだ〉


RINA〈分かるよその気持ち。実はね、私はお父さんが事故に遭ったの〉


RINA〈私が小学4年生の頃かな。仕事帰りに事故に遭って亡くなったの〉


YUKI〈お父さんが・・・。切ないよね〉


RINA〈私も怖い。お母さんもそうなったら嫌だし、大切な人を失うことも嫌〉


YUKI〈さっきはごめん。君なら是非家に来て欲しい。共感出来る人がいるって知ったから〉


RINA〈ごめんね。でもありがとう。すごく嬉しい〉


YUKI〈いつ来てくれるの?〉


RINA〈YUKI君の都合が付く日でいいよ〉


YUKI〈じゃあ3日後の正午あたりでどう?〉


RINA〈うん、分かった。ありがとう〉


YUKI〈こちらこそ。〉


ルーレットの玉は[00]に入った。

誰も入れていないため、賭け金は失った。


RINA〈そんなー〉


YUKI〈ハハハw引き際だよw〉


RINA〈もぅ!〉



祐樹は笑顔を作った。

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