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午後1時、昼飯を食べ終えて再びFCにインした。
これでは1日中ゲームをしていることになる。これを廃人というのか・・・。
いつもの『始まりの町』からスタートした。
偶然にも目の前にRINAが立っていた。
ずっと立ち尽くしているので、放置か誰かと会話していると思われる。
YUKI〈こんちわ^^今時間ある?〉
RINA〈うん、あるよ。私の部隊の活動は夕方からだし〉
YUKI〈そっか。じゃあ〉
RINA〈あ、そうだ。今日はさ、ちょっと遊ぼうよ〉
YUKI〈遊ぶ?〉
RINA〈そう、遊戯フィールドでね〉
YUKI〈まさかデュエル?〉
RINA〈違うわよwたまにはYUKI君としっかり話したいなーと思って〉
YUKI〈それって・・・〉
RINA〈まぁまぁ行こうじゃないの〉
2人はパーティを組んで、遊戯フィールドに向かった。
YUKI〈ところで何するの?〉
RINA〈うーん、ルーレットでもする?カジノの〉
YUKI〈あーゴールド賭けるやつだよね〉
RINA〈そう。じゃあ行こっか〉
『カジノ』のルーレットを選択した。
一般的なルールで、数字、色、列等にゴールドをベットし、玉が入った数字、色で賭け金を増やすものだ。
YUKIは黒に1000ゴールドをベットした。
RINAは数字の前半部分に4000ゴールドベットした。
台が回り始め、玉が投入された。
ゴロゴロと音を立てて玉は回転し、スピードを失った台に比例して玉の速度も落ちていった。
カランと音をたてて入った数字は[黒の28]
YUKIは2000ゴールドGETだが、RINAは4000ゴールドを失った。
RINA〈負けっちゃったwじゃあ次〉
RINAが30000ゴールドもベットしたので愕然とした。
YUKI〈そんなに金に余裕あるの?〉
RINA〈まぁね。これで勝てばさっきのマイナスはチャラよ〉
YUKI〈はぁ・・・・〉
RINA〈ところでYUKI君、どこに住んでるの?〉
RINAを信じて言った。
YUKI〈俺は新潟に住んでるよ。RINAさんは?〉
RINA〈私長野なの。すごく近いねw〉
YUKI〈本当だなw〉
RINA〈じゃあさ、今度会いにいっていい?〉
YUKI〈え?だって・・・え?〉
RINA〈だめかな?私は本当に女だよ。〉
YUKI〈いや・・・しかし〉
RINA〈・・・・・ごめんなさい〉
YUKI〈RINAさんを信用してないわけじゃないんだけど・・・・〉
YUKIはRINAに相談する事を決意した。
YUKI〈俺さ、中学3年なんだけど今不登校なんだ〉
RINA〈不登校・・・〉
YUKI〈君だから言うけど最近両親と弟を失ったんだ。俺のせいで〉
RINA〈そうだったの・・・〉
YUKI〈だから・・・周りの目が怖くて。情けないけど怖いんだ〉
RINA〈分かるよその気持ち。実はね、私はお父さんが事故に遭ったの〉
RINA〈私が小学4年生の頃かな。仕事帰りに事故に遭って亡くなったの〉
YUKI〈お父さんが・・・。切ないよね〉
RINA〈私も怖い。お母さんもそうなったら嫌だし、大切な人を失うことも嫌〉
YUKI〈さっきはごめん。君なら是非家に来て欲しい。共感出来る人がいるって知ったから〉
RINA〈ごめんね。でもありがとう。すごく嬉しい〉
YUKI〈いつ来てくれるの?〉
RINA〈YUKI君の都合が付く日でいいよ〉
YUKI〈じゃあ3日後の正午あたりでどう?〉
RINA〈うん、分かった。ありがとう〉
YUKI〈こちらこそ。〉
ルーレットの玉は[00]に入った。
誰も入れていないため、賭け金は失った。
RINA〈そんなー〉
YUKI〈ハハハw引き際だよw〉
RINA〈もぅ!〉
祐樹は笑顔を作った。




