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法と政治の無知な批判者に告ぐ  作者: i/o


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三言目 消費税法

結構思想強めなので(真ん中よりにしているつもりではありますが)鵜吞みにしないで自分でも他の資料を詳しく読んでほしいです。

k s君、今回の選挙で叫ばれている消費税減税についてどう思う?


s 高いから少しでも安くなってほしいとは思うけど……


k 今回のテーマは、消費税だ。これは最も多くの日本人が払っている税金と言っても過言ではない。消費税法が成立してから今年で三十七年目となる今、大きな転換期を迎えている税金の一つだ。


s 突然過ぎん?


k 結構身近な話だから気合い入れて頑張ります!エイエイオー!


s オー……


k と、茶番はここまでにしておき、まず消費税が誕生する前にあった税は何か知っているかな?


s 確か…………物品税?


k 正解、これは一九三七年から始まっている。当初は嗜好品や贅沢品、例えば宝石や家電、ゴルフバッグ、乗用車などがあったんだ。しかし、社会保障の充実に伴いそれだけでは足りなくなってしまったんだ。それを補うために大平内閣で消費税法案を出すと選挙で大敗、中曽根内閣でもその結果を鑑みて自身の内閣では行わないことにしたんだよ。


s 相当な反発があったんだ。


k どの税金も導入するときはそうなんだけどね。消費税に限っては多くの国民の懐に影響を与えることもあって凄まじい反発が起きたのだ。


s 導入当初は三パーセントだったかな。


k 竹下内閣が消費税法案を可決させてその翌年に施行されたときは三パーセントだったけど、高齢化に伴って社会保障費を捻出するためにどんどん税率が上がって、今や十パーセントになってしまった。


s 物品税は廃止されたんだね。


k 厳密にいえば嗜好品に対してはまだまだあるかな。代表的なものは酒税、たばこ税とかがあるよ。嗜好品は使っても使わなくても生きることに必要っていうわけではないからね。酒豪やチェーンスモーカーからしたら死活問題だろうけど。僕はどっちでもないからそこらへんはよく分からないかな……


s その三十七年間で政権交代が二回はあったよね、何故撤廃しなかったの。


k 細田内閣の時に消費税法を廃止する案が参議院で可決されたけど、衆議院で否決されて廃案。民主党政権でも減税という意見は出なかった。僕が思うに、それほどまでに消費税は国の根幹をなす税金となってしまったことを示す記録だと感じるね。


s でもなんで今更消費税減税を言っているの?もっと前から言えばいいものを。


k 単なる票稼ぎにしか見えないね。僕から言わせれば、代わりの財源をどうするんだという話だ。ただ大企業や富裕層に税金をかければいいというわけでもないから難しい問題のはず。それを選挙になって突然言うのはただ議席を取って自分の意見を押し通そうとしているようにしか僕には見えないね。


s 大企業や富裕層にただ税金をかければいいだけではないのはなんで?格差が無くなっていいじゃん。


k 富裕層に大きな負担をかけて同じくらいの年収になれば僕たち側からすればいいことかもね。でも、努力して努力して成り上がった人からすれば、そこまでに至った軌跡を税金で奪われるように感じてどんだけ頑張っても稼げないなら頑張らなくてもいいとやる気を失わせてしまう。そうなると必然的に経営している大企業もやる気を失い最悪の場合、国力の低下にもつながりかねない。


s 確かに頑張っても報われないなら頑張ろうと思えなくなるかも……


k でも、僕らの懐が厳しいのも現実。それを考えたうえで消費税を減らすかどうか考えないと富裕層と僕ら庶民の格差は心理的にも広がるばかりになってしまう。票稼ぎでこんな大切なことを議論するのはあんまりにも無責任と考えている。消費税が無くなって国内の消費が増えていってもどれだけ所得が増えるのかをしっかりと考えたうえで議論しないと後々になって本当に取り返しがつかなくなっていくよ。


s 社会保障とは切っても切れない関係だしね。


k そういうこと。公務員の年収が高いのも汚職防止の観点もあるように、消費税だって捉えようによっては必要悪とも受け取れる。そういう意味でいえばただ国会議員の給料を減らせばいいわけではない。まあ、裏金とか脱税は論外だけど。ちょっと話が脱線したけど、消費税が本当に社会保障費に充てられているのかを国民が監査するのが今回の選挙における国民の役割だ。それをもって、消費税の減税を考え始めるべきだよ。


s 税は増えるばかりだね


k 国民には納税の義務があるけど、使い方を決めさせる権利やその金額を決める権利も国民にある。将来のことを考えてしっかりと考えていきたいかな。


s だとしたらkさんはどんな票を作るんですか?


k 真面目に考えてくれるならどこでもいいとは思う。今まで言っていることとは矛盾しているかもしれないけど。でも、減税を票集めに使う政治家には入れたくないね。国民の懐事情を無視する政治家は論外だけど。そういう意味だと、まずは社会保険料をどうやって減らしていくかを考えないと、消費税減税で老老介護が増えて社会的にストレスが蔓延する可能性もあるわけで、実際にそのストレスで心中を起こしていると言った話もあったりする(そこは近所づきあいや役所の人にも協力して未然に防ぎたいが)。そこをしっかりと考えている政治家じゃないと僕は投票できないね。未来を見据えないと、明日の自分が泣いても誰も助けてくれなくなるから。

後書きの後なのにすみません。また完結設定を撤回したら「ああ、書き足りないんだろうな……」と温かく見守ってもらえれば幸いです。本当にすみませんでした。今後もご苦労おかけいたします……

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