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法と政治の無知な批判者に告ぐ  作者: i/o


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3/10

愚痴 日本国憲法が国民に課す義務

すみません。勝手に完結にしてしまいましたが、最後にこれだけ読んでほしいです。

k ここからは論点のずれた話をしたい。今回のテーマは「日本国憲法が国民に課す義務」についてだ。s君は国民の三大義務は知っているよね?


s 教育、納税、勤労だよね。


k その通り教育以外は日本国民自身に課せられた義務で、教育だけは日本国民が法律の定める保護する子女に普通教育を受けさせる義務となっている。納税を除けば他の義務は権利としての一面もあるよ。


s 教育は義務になっているけど罰則はあるの?


k ある。学校教育法により親は「やむを得ない」事情がない限り義務教育に対する就学義務を負っている。教育委員会の命令を無視すれば最大10万円以下の罰金を科されるよ。


s やむを得ない事情って何?


k 病気、怪我などがあって、いじめや不登校(登校拒否)もやむを得ない事情に入る。子どもに関しては教育を受ける権利があるだけであって、親は学校(義務教育)に行かせる義務となる。ここで言いたいのは自論だけど、日本国憲法の課す教育の義務は子どもが教育を受けられる環境を作る義務であると思う。いじめや不登校は環境側が日本国憲法に違反している。違憲となるのは学校側になる。対処をするのは学校側の義務だ。


s 憲法って義務が少ないね。


k 大日本帝国憲法と違い、日本国憲法が尊重し擁護する義務を課すのは天皇(又は摂政)、国務大臣、国会議員、裁判官、その他の公務員だ。言い換えれば支配者側、日本国憲法は支配される側を守り支配する側の暴走を止める最高法規となっている。


s 国民には三大義務以外に義務はないんだね。


k 補足をするともう少し義務がある。憲法前文、憲法第十二条、憲法第九十七条を見てほしい。少し長いけどしっかりと読んでほしい。憲法前文の最後に「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ」とある。憲法第十二条も「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」とある。これは日本国民が守る義務であると僕は受け取っている。


s どういった義務なの?


k はっきり言えば僕たちは日本国憲法を守るように生きて他の日本人にもこの憲法を守らせる義務を国民は一人一人背負っているということ。憲法を蔑ろにする人を国民は恩恵として受け入れてはならないという意味もある。具体的に言うと憲法を蔑ろにする人を選挙で当選させないよう選挙で落とす義務や、違憲の法律や政令をそのまま社会に放置させない義務がある。無論これに罰則はない。でも怠れば日本国憲法の掲げる「理想と目的」は絵に描いた餅と変わらない。


s 第九十七条はどういった義務なの?


k 「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪え、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」これが第九十七条の全文。

 これはたとえ憲法改正があったとしてもこの権利は決して侵せない存在だということ。思えば戦前の自由民権運動により国会や憲法が誕生し、国民の大きな声が国会も無視できずについには男子普通選挙も実施された。これは国民が自由と権利を求め闘い続けた軌跡だ。これを忘れてはならない。

 この受けたバトンは今だけでなく将来の人のためにも憲法を決して蔑ろにはさせない義務を国民一人一人が背負い続ける義務だ。どの権利も自由も手に入れるのは決して簡単なものではなかったし、権利や自由がアジア・太平洋戦争中にあった治安維持法や国家総動員法によって一瞬にして消えるのを見てきたはずだ。それでも今僕らが平和を忘れるほどに平和に生きていることを忘れてはいけない。


s 罰則はないんだね


k 誰にもない、でも日本人として守るべき立場にあるし、「国際社会において、名誉ある地位」を占めるためには誰もが考えて行動しなければ、バトンは途切れる。第二次世界大戦以来戦争に参加していないのは日本を含め数か国しかない。これは日本が憲法を守り、そのうえで国際社会でその理想を掲げ続けたからだ。

 憲法は言ってしまえば紙切れと変わらない。この紙切れを決して公務員に「紙切れ」と言わせないのが義務だ。これは日本がある限り永遠に守るべきものだ。


s 義務は尊いものなのかな?


k 全て尊くあるべきだ。納税も国民を苦しめてはならないし、教育も過度に押し付けてはならない。勤労も生き方の一つであって権利だ。

 三大義務は基本的人権、国民主権、平和主義を掲げる日本国憲法に矛盾するほど強要すれば、たとえ「憲法」であろうとそれを国民は認めてはいけないし従う義理も感じてはいけない。その義務を日本国民は背負っていかないと思う。そうすればきっと理想が出来上がる。

 でも届いてないと思うならば、それを実現させる覚悟と責任のある人に政治を任せないとダメだ。

 三大義務が「日本」を維持させる最低限の義務で、ここまで言ってきた憲法を守る人にだけ国政を信託するというのは、「憲法」を維持するための義務だ。

 選挙で大切に一票を入れるというのはそれだけでも義務になる。僕は誰であっても理想を達成するために排除してほしくない。それが民主主義だから。


s 捨てることは権利の放棄ではないんだね


k 当然だ。これは未来の国民に託せるようにするための義務だし、日本国憲法の掲げる理想のはずだから。

ぜひこれを読んだら日本国憲法の前文と三章だけでも見てほしいです。

義務は巡り巡って自分に恩恵が来なければいけないと思っています。選挙でも「今と未来」の為にも考えてあなたの一票を作ってほしい。そんな思いで書きました。本当にありがとうございました。

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