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メジャーリーグ再開

 メジャーリーグは、オールスターブレイクもおわって、後半戦が始まった。

 私がメジャーリーグを見始めたのは、ノモがドジャーズに入ったときで、千九百九十五年のことだった。

 ノモが登板するのは五日に一回だったので、そのペースで観ていた。だから、ほとんどドジャーズの選手しか知らなかった。オフに放出した二塁手を呼び戻したとか言ってたので、メジャーリーグにはそんな制度があるのかと思ったっけ。これはどういうことだったのか、今もわからない。確かよそのティームに行ってたのでウェイバーで獲られたのかもしれない。そして、相手ティームで再度ウェイバーにかけられたのを再獲得したのかな。若手ならルールファイヴということもあろうが、ヴェテランの選手だった。

 毎日のように見るようになったのは、いわずもがな、イチローがマリナーズに入ったときからだった。二千一年ということは、ノモから六年後か。

 二千一年はマリナーズが強かったので、毎日わくわくしながら観ていられた。大魔神ササキもいた。しかし翌年からは長期の低迷に入る。やっぱり投手陣が弱かったし、監督の采配も謎が多かった。なんと。今のエンジェルズと同じような状況では。

 十年間、イチローは毎年二百安打、ゴールドグラヴ、オールスター出場を果たした。シーズン最多安打もあったし、オールスターでのインサイドパークホームランも記憶に新しい。しかし、ティームは負けつづけ、イチロー自身はヤンキーズにトレードされる。控え外野手となったので、毎日は出場しなくなった。

 この間、何人もの日本選手がメジャーリーグに登場したが、夢中になれる選手はいなかった。

 イチローが引退して、オータニが登場した、というのが私の認識である。

 オータニがすごい選手であることは間違いない。マツイヒデキは、日本ではホームランバッターだったけれど、アメリカではそうではなかった。オータニは本当のホームランバッターだ。

 プロ入りするときはメジャーリーグからの誘いもあったけれど、それはすべて投手としてだったらしい。栗山監督だけが、二刀流でのプロ入りを歓迎したということだった。

 けれど、メジャーリーグでは投手としては物足りない。エンジェルズではエースだけれど、よそのティームに行ったら三番手くらいではなかろうか。最近は、爪のけがで再三降板しているし。

 いま、エンジェルズは弱い。点を取っても取っても、それ以上に点を取られまくる。点を取られるということは、投手が弱いということだし、守備も酷い。

 今のメンバーで守備が巧いと言えるのは、ルーキーのショートのネトくらいだ。それも、ようやく怪我から戻ってきたところ。トラウトやレンドーンは、巧いけれど故障していて出場できない。あとは、普通の守備と下手な守備が半々くらい。

 投手は相手打者を歩かせてばっかり。三者連続で歩かせて、そのあとグランドスラムを浴びたりしている。勝てるわけがない。四者連続でホームランを打たれた方がマシだと、私なんかは思うんだけど。

 エース級の投手をトレードで二人くらい獲ってこないと、ポストシーズンは無理。

 そうすると、来年はフリーエイジェントなので、よそのティームに移籍することになるわけだ。ドジャーズの可能性が高いと言われているけれど、あそこは監督が良くない。パードレズの方がいいのでは。

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