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二時間ドラマの再放送

 このところ、二時間ドラマの再放送にはまっている。

 こういうのは昔からあったけれど、見ようと思ったことはなかった。まあ、長篇映画の劣化番だよね。

 殆どがミステリドラマだ。刑事や弁護士やトラヴェルライターが事件の謎を解く。

 毎週のように放送されていたわけだから、そんなに出来のいいミステリばかりが描かれるはずがない。どれだけ溜まっているんだろう。再放送の映像は無尽蔵のように思える。

 もともと私はミステリから読書習慣が始まった。

 ド定番のシャーロック・ホームズあたりから読んだんだよな。ホームズは全部読んだ。ついでに、ドイル短篇集なんかも読んだが、こっちはあまり面白くなかった。何が良かったんだろうなあ。名探偵が謎を解くってところかな。ルパンも最初の方の数冊は読んだが、あとはそれほど読まなかったのは、あまり名探偵ぽくなかったからかもしれない。

 ブラウン神父もほとんど読んだと思う。でも、チェスタトンは「詩人と狂人たち」が好きだった。いまも最初に読んだ文庫本が本棚にある。豪華版も買ったけれど、こっちは売ってしまった。

 アルバート・キャンピオンが好きだったけれど、アンソロジーに収録されているだけで本が出ていなかった。最近出たので買ったけれど。

 最も好きだったのは、ソーンダイク博士だった。これは短篇集が何冊か出ていた。代表作の指紋を扱った長篇も、ちょっと後に翻訳が出たので読んだっけ。最近も長篇の新訳が何冊か出ているので、これも読んだ。

 都筑道夫も名探偵のシリーズが飽きないで読める。なめくじ長屋とか、退職刑事とか、未来警察殺人課とか。実はワトスン役が謎を解くという趣向のものもあって。

 テレヴィドラマの名探偵というと、杉下右京が嚆矢だろうけれど、これはまた別の話。

 二時間ドラマの名探偵というと、十津川警部とか浅見光彦とかかな。これは何種類かの俳優のものがあって、適役なのとそうでないのとがある。探偵役ではないが、山村紅葉はミステリ作家が両親なので、十津川警部ものなんかだとずっと出ている。最初は新人刑事だったのが、いまや課長とかやってる。いや、今かどうかわからん。再放送しか観てないから。

 あとはもう名前も憶えていないけれど、好きなシリーズはいくつかあって、弁護士が主人公のアリバイ崩し物がやってたら見るようにしている。アリバイ崩し自体はそれほど好きというわけでもない。出て来る鉄道の映像が見たいのだ。

 古いドラマなので、いま走っていない列車が出て来るのが見たいのだった。ブルートレインなんか、載ったこともない。いま走ってたら載るだろうけれど。夜行列車は「ながら」しか載ったことないし。あとの夜行は高級過ぎて載ることができない。「ながら」は寝台ないしね。

 列車じゃなくても、古い町並みが出て来ると嬉しい。昔の東京駅とかね。新しくなってからはほとんど興味が持てないでいる。エキナカもテレヴィでよく紹介されているけれど、通路が複雑そうで敬遠してしまう。東京駅って乗り換えが面倒だしね。新幹線から中央線までが遠い。新宿は裏ルートを見付けたからまだいい。品川は路線が少ないので乗り換えが楽だ。

 とて、ミステリ要素は味付けに過ぎないんだろうな。

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