来年の暦を買う
久しぶりに電車に載ったら、マスク率が格段に減っているようだった。少し前までは、マスクをしていないのはおっさんと相場が決まっていたが、若い男は大概マスクをしていなかった。祝日だったし、私服の高校生もその中にはいただろう。大声で喋っているのもいた。途中から客が増えるのは分かっていたから、そのあたりからは立っていた。
燃やすゴミを八時半までに出さなければいけないので、そのまま電車に載ると早く着いてしまう。駅前の高級スーパーで少し時間をつぶしてから、歩いて惣菜の美味しいスーパーに行った。隣の県にだけあるチェーン店のスーパーだ。オニオンサラダと冷凍枝豆とメンチカツ、白身フライ、それから半額になっていた一口ヒレカツを買った。以前は刺身も買ったものだったけれど、高いからやめた。
そのあと、コンヴィニや観光センターをうろうろして、ようやく開店時刻になったのでデパートに行った。開店と同時に入場して、エレベータに載って書店のある階まで行った。
来年の暦を買おうと思ったなどと書くと、来年も生きてるつもりかと言いたくなるよね。便箋などを陳列している店員がいたので、暦はどのあたりですかと訊いたら、奥の方を言うので、ありがとうと言ってそちらに行ったが、見当たらない。戻ってきたらその店員は奥に行ってしまったようだったので、レジの店員に文句を言ったら、何かお探しですかというので、暦だと言うと、今度はちゃんとそこまで案内してくれたが、さっきの店員が示したのと全く逆の方向だった。全然違うとさらに文句を言うと、ようやく申し訳ありませんでしたと謝ってくれた。まあ、別の店員なんだけど。さっきの店員は奥の方でなんだかごそごそやっていてレジにも入らない。また、催し物の陳列なんかをやっている。この店員は、飾り立てに特化していて他のことは無能なんだろうか。暦という日本語も知らないみたいだったし。わからないならほかの店員に振るなりなんなりすればいいのに。
地下におりて食品売り場に行った。豆のピクルスを買おうと思ったら、少し邪魔になる位置に客がいたので、失礼と言って脇から取った。そうすると、その客が追いかけてきて、それ美味しいんですかと訊かれた。酸っぱいの。豆と胡瓜の酢漬け。そう説明した。買うんだろうか。私は別の売り場に行って、厚揚げを買った。普通のスーパーからは国産大豆の厚揚げは消えてしまったから、デパ地下でしか買えないのだった。刺身はやはり高くて買えない。
駅前の高級スーパーに戻って、安売りシールの貼ってあった薩摩揚げと、度数の高い泡盛を買った。デパ地下とこのスーパーはポストペイが使える。いま十月なので、十二月十日の支払いになる。そのとき預金がなかったらどうするのだろうか。売上が少しはあるだろうから、それを預金するしかない。そうすると食費がなくなるかもしれないということは何度も書いているね。




