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また別の面接

 前に書いたパートの面接の件だが、派遣の案件だったということは書いたかどうか。実は派遣の場合、派遣先の事業所は面接をすることはできない。だから、顔合わせなどという卑怯な言い方をするわけだ。それでも、今回の場合、派遣会社の担当者が、先方から採用しないと言ってきたと言っていたから、これは明らかに法律に違反しているわけだ。そしてこのような行為は、かなり横行しているということがネットで調べていてわかった。

そこにも、こういう違法行為があったとしても争わずに、次の紹介を受けたり別の派遣会社に登録したりするように促されていた。

 なんとまあ。この国は雇用者の搾取が法律に反してでも行われる卑怯な国になり下がったことか。しかも、派遣労働は労働基準法ができたときには存在していなかったから、労働基準法に書かれておらず、したがって労働基準監督署の管轄でさえなく、労働局時代にしか管轄がないというお粗末さだ。法律だけ作って、政治は行わないというのが、今の政府のやり方なわけだ。労働基準法に派遣労働について書き加えればいいだけのことなのに、そんなことはせず、派遣労働法という別の法律を作って、しかもそれを改悪のために上書きし続けている。

 私は派遣で働いたことがなかったからあまり考えていなかったよ。これもやはり分断であって、巧くあしらわれているというわけさ。

 一時間に一本しかバスのない辺鄙なところまで呼び出しておいて、こんな仕打ちはないだろうと思ったので、とりあえず交通費を要求した。実際はタクシーで行ったのだけれど、そこは慎ましくバス代で請求した。すると電話がかかってきて、規定上、契約前の交通費は払えないということ。平気で法律に違反する行為をやっておいてどの口が言うかと思ったがそのことは言わないで、滔々と、採用前提の顔合わせの後に、碌な理由もないのに不採用にするというのはおかしいと語ったら、上司と相談して折り返し電話してくるとのこと。

 それが月曜の朝、買い物から帰ってきたところだったので、それからシャワーを浴びて食事の準備をしようと思ったけれど、電話がかかってこない。そこで、こちらから掛けたら留守電になったので、今日はこれから忙しいから電話はあしたにしてくださいと言っておいたのに、それからすぐに電話がかかってきた。留守電は聞いていませんかと訊いたら聞いていないとのこと、しかも、やはり交通費は払えないとおっしゃる。そこで私は、やはり今回のことはおかしいという説明を十分くらいしたら、もう一度上司と相談するとのこと。私はこれから酒を呑む予定だったので、あした電話くださいと言った。

 すると、次の日の午前中に電話がかかってきた、交通費はお支払いしますとのこと。最初からそうしろよ。

 実は月曜の朝は買い物に行っただけではなかった。郵便局に行って仕事上の郵送をし、それから家賃を振り込んだ。コンヴィニに行って様々な経費を支払った。来月の生活費が何とか残ったくらいだった。ハローワークプラザに行って、検索を行った。以前から目をつけていた案件の番号を入力したが、存在しませんとのことだったので、先を越されたか。そこで普通に検索をして見ていったが、前日に家で検索したのと同じ案件しか出て来ないので諦めかけていたのが、さっき番号を入れて存在しないと言われたのが出てきた。あるではないか。

 プリントアウトして紹介コーナーに持って行ったら、募集が続いているどころか、応募者もいないとのこと。さっきは番号を打ち間違えたのかな。電話をかけてくれたが、担当者が今日は休んでいてあしたになるという。紹介状を出すから、電話はあした自分で掛けてくれということだったので諾として、それから買い物に行ったのだった。

 翌日、電話をかけたら担当の課長が出てくれて、いくつか質問された。週何日くらい入れますか。三日くらいを考えています。いまなんのお仕事をされていますか。経験はありますか。あります。ということで、面接はさらに翌日ということになった。午前十時ごろからということで、電車の都合もあろうから、十時ちょうどでなくても構わない。その前後に来てください。

 派遣のところと同じ県だったが、電車に載っている時間も少し短かったし、最寄りの駅からも歩いて行けた。事務所に着いたら直ぐに狭い会議室のようなところに案内された。テーブルの上に積みあがっていた書類のファイルをどけて、席に着くよう促された。クリアフォルダに入れた応募書類を渡したら、検めたうえでいくつか質問をされた。その中で、週四日は入れませんかと訊かれた。しんどいなと思ったけれど、それでもいいと言っていた。ただし本来の仕事だけしかしないということは言い添えて。

 来週早々にお電話できると思います。

 ということで、また来週。

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