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洗濯機

遅くなったうえに短い。

 以前私は洗濯が嫌いだった。いや、洗濯自体は洗濯機がするんだけれど、干したり畳んだりするのが好きではなかったのだ。

 ところが最近は洗濯が好きになっている。

 生きている証しだから。なぜなら、洗濯機が使えるということは、インフラがしっかりと機能しているということだからだ。洗濯機が洗濯できるためには、水道と電気が通っていなければならない。行政が機能していて、かつ私が光熱費を払えているから、私は生きて行けている。その象徴が洗濯機なのである。

 家電は新しいものから壊れる。だんだんと日本製品が弱体化しているのだろう。不景気のせいで、部品をケチっているのかも知れない。私がいま使っている洗濯機は、二十年以上前に買ったものだ。一緒に購入したものに、冷蔵庫と掃除機があるが、これらもいまだに現役である。それよりもだいぶ後に買った、テレヴィや電子レンジやドライヤーの方が先に壊れた。

 それまで親たちと一緒に住んでいて、必要なかったのが一人暮らしを再開したときに買ったのだった。それよりもだいぶ前に、大学に入学して一人暮らしを始めたときにも同じように洗濯機と冷蔵庫と掃除機を買った。この三つが私にとっての必要な家電なのだろう。

 しかし、排水の蛇腹ホースが割れてしまった。新しいものに買い替えるべきなのだが、お金が無いというわけだ。あと、布巾などを干している小さめの物干しのピンチがどんどん割れてきている。プラスティックが劣化してきているわけだ。挟もうとしたら、ぱきっと割れてしまうのだ。十個中残っているのは六個となっている。これが全部割れてしまったとしても、買い替える余裕はあるだろうか。

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