たぶんこれがさいごのおでかけ
私鉄に載って県庁のある駅まで行った。駅ビルに比較的大きな書店が入っているので、そこで先日から探している文庫本を求めようというのだった。一冊はすぐに見つかったのだが、もう一冊は見つからない。店員に聞いたら、その出版社の文庫は新刊を入れるだけで、それ以外の在庫は持たないとのことだった。
同じビルの惣菜屋に行って、いくつか買った。ロビーのようなところには、浮浪者に見える人もいるし、高校生たちが多く屯している。大きな声で喋りながら携帯のゲームをやっている。
そこから特急に載った。私鉄の特急は割と空いていた。そして、新幹線に乗り換えたのだが、こちらは満席だった。通路で荷物の上に座っている客が少しいるくらいだった。ちょうど私の前に並んでいた客が三列席の窓際に座ったのを見て、私は通路側に座った。あとから来た客が真ん中の席に座った。この客が、ものを食べるのはいいんだけど、食べかすをぽろぽろ落とすので閉口した。私は新幹線では何も食べなかった。
在来線に乗り換えて十五分くらいで目的地に着いた。サイトに出ていた案内通りに歩いたら、直ぐにホテルに着くことができた。まだチェックインの時刻になっていなかったが、用意ができているということで部屋を案内された。最上階の部屋だった。エレヴェイタがのろく感じるのは、先日泊まったところのがすごく速かったせいだろう。しばらくすると慣れてきて、ああ、こんなもんだ。
部屋はまあそんなに広くない。ただ、浴室のドアの位置が高いのがつらかった。たしかに昔はこんなもんだったよな。最近のところはもっとバリアフリーになってるから楽になっているのだった。
それからライヴ会場までいったん行こうとしたのだが、これが道がわからない。うろうろ歩いてようやく着くことができた。それからホテルに戻るのだが、やはり道がよくわからない。何度か往復して、これがわかりやすいという道順を把握してからホテルに戻った。夕方早めに出かけて、会場に着いたのだが、もちろんまだ開いていない。ロッカーの横のスペースで待つことになった。
新しいアルバムを買ってサインをしてもらった。ライヴの内容についてはここには書かない。夜、中華料理屋に入ったら、平面コードを印刷した紙を渡されて、それを読み取って注文しろという。めんどくさいので、一回だけ注文をした。味もあまりよくない。都会はだめだ。
次の日の朝、書店に行った。前日に買えなかったもう一冊を買おうというのだった。その会社のコーナーを見付けられなかったので、店員に聞いたら映像化コーナーにあった。同じビルの総菜コーナーでいくつか買った。
ツーデイズのライヴも無事に終わって、昨夜とは別の中華居酒屋に入ろうとしたら、満席だった。それでよかったのだ。昼間買ったものを部屋で飲み食いするのが良かったのだ。
帰りは、なんだか電車が混みそうだったので、別のルートを通って、私鉄で途中まで行き、そこから新幹線に載ることにした。来たときよりは混んでいなかった。




