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スペシャルカレー

 大学の生協のメニューにスペシァルカレーというのがあって、結構好きだった。

 生協の食堂だけあって、そんなに高くはなかったのだけれど、それでも普通のカレーライスよりだいぶ高かったので偶にしか食べなかったけれど。さらに、カレーライスよりもうどんの方が安かったので、うどんを食べる方が多かったような気がするが、日替わり定食のようなものを食べた記憶の方が多く残っている。どのくらいの値段の違いだったのかはよく思い出せない。

 定食のおかずはそのときによって変わるのだけれど、味噌汁がついていて、その具はキャベツか萌やしかだった。豆腐とか若布とかそういう定番のものは入っていない。私はそれまでそんなものが入った味噌汁を食べたことがなかったので最初は驚いたけれど、慣れてくると美味しく感じられた。今でもときどき萌やしを具にした味噌汁を作ることがある。

 だから、スペシァルカレーと言ってもそう大したものではなかった。豚の細切れくらいは入っていたのかな、もともと具の少ないカレーライスに、キャベツの千切りとチキンカツが載っているものだった。カツ丼もカツ定食も、すべてチキンカツであり、トンカツのメニューはなかったと思われる。

 私はこれを模して、ときどきスペシァルカレーと言って作って食べることがある。

 ライスは食べない。このことに、糖質制限の意味合いはあまりなくて、きっかけは炊飯器が壊れたことだった。そうなって初めて、重たいコメを持って帰ってくることや、炊飯器に水と一緒にセットしてスイッチを入れることに、煩わしさを感じていたことに気づいたのだ。そうして、ご飯なしの食事にぜんぜん気にならないことがわかったからだった。

 それでも、会社勤めをしていたときは、外でランチを食べていて、ライスは小にしていた。いまはもうライスは全く食べないし、ついでにパン食もやめた。

 今回のスペシャルカレーは、大豆の水煮とオージービーフカレーのレトルト、それから割といい方の冷凍コロッケを揚げ焼きにして、さらにゴーヤの輪切りとキャベツの千切りを載せた。チキンカツさえ載っていないわけだが、これは朝の時間帯にスーパーにあまり並んでいないからで、トンカツが並んでいたらそれにするし、だいたいコロッケなんて芋に小麦粉にパン粉と糖質の塊であるから、これを好んで食するということは、やっぱり全然糖質制限なんてしていないわけだな。しかも二個。

 これだけで腹いっぱいだよね。暑くてカレーなので、ここはビールと行きたいところだが、ビールは高いので、百円くらいの缶チューハイを呑んだ。

 休みの日は、ずっと吞んでいる。そして酔うと寝てしまう。それを三回くらい繰り返したら、本格的に眠る。朝まで眠るのだが、いちばんしんどいのは、アルコールが抜け切る前であって、悪夢を見たりする。家の中の一部に雪が降っているという夢を見たのだが、どうしてだろう。そんなことは現実にありそうもないし。そのあと、メガネのレンズが外れるという夢も見たが、これはよく物事が見とおせなくなるという夢判断で間違いないだろう。

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