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ゼネスト

 ネットのコマーシャルで、焼酎にソーダ、なんで今まで呑んでいなかったんだろうとか言ってるのを見て驚いた。それって何十年前の話だよ。私は関西で生まれ育ったから、焼酎を飲む文化はなかった。だから、大学生のとき初めて焼酎を飲んだので、そのときならそう思ったかも知れない。しかし、東京なら、昔からそんなものはあったんだよ。バッカじゃないの。

 ハイボールというのは、ソーダ割りのことで、ウィスキーのソーダ割りのことではない。ウィスキーのソーダ割りのことは、ウィスキー・ハイボールという。だから、焼酎のソーダ割りは焼酎ハイボールである。だから酎ハイというのだ。そこへ、檸檬などを入れたのは本当は酎ハイではなくって、サワーという。

 私が初めて酎ハイまたはサワーを呑んだのは、東京だったのは間違いないけれど、いつどこでだったか憶えていない。しかし、直ぐに気に入ったのだろう、夏休みに帰省したときに高校からの親友と会ったとき、焼酎を飲ませる店が大阪にあるのを見つけてそこで呑んだっけ。東京の酎ハイを呑ませる店ではなくて、九州の焼酎を吞ませる店だったと思うけれど、私たちは酎ハイを呑んだ。あの店も今はない。

 東京で四年間大学に行き、四年間働いたあと、関西に帰ってきたけれど、アルバイトの学生たちと一緒に焼酎を吞ませる店に行ったことがある。炭酸割りにしたから酎ハイだった。私はそれでよかったのだけれど、学生たちは物足りないと言って檸檬を追加していた。つまりサワーだな。お湯割りのときは、梅割りというのも知った。

 しかし今ではお金が無いので、単に水割りにして吞んでる。氷は入れるけれど、一昨年くらいまではスーパーかコンヴィニで買っていたのだけれど、今は冷凍庫の製氷機で作っている。節約するしかないからね。

 本当はちゃんと労働者が団結して政府に訴えなければならない。そのための手段の一つがゼネストなんだけれど、このところ聞かない。迷惑になるなどという、とんでもないバカな意見を言う大バカまでいる。しかし、私が子どものころは普通にあったことだ。春闘のたびにやっていたのではないか。やらないまでも予告はした。

 私が高校生のときもゼネストはあったから、電車が停まれば学校は休みになるはずだった。国鉄や私鉄がストを行ったときがあったけれど、学校は休みにはならなかった。というのは、高校も私の家も近鉄沿線にあったので、近鉄は運行ストは行わないで、改札ストだけ行ったのだった。国鉄や地下鉄から乗り換えて登校してくる生徒もいたので、その生徒たちは公休だったが、私たちは普通に登校した。

 今の人は、改札ストってどういうことと思うかもしれない。いまは、殆どが自動改札だからだ。当時はまだ、自動改札と手作業の鋏の改札と半々くらいだったと思う。その改札をする駅員がストをするわけだが、代わりに駅長などの管理職の人たちが改札を行ったので登校に差支えはなかった。

 それが高校生のころだけれど、私が大学に入ったころは、東京に自動改札はなかった。自動改札自体は関西の方が進んでいたのだ。しかし、そのせいで、タッチ式の自動改札の導入は後れを取った。まあ、今は全国そうなっているから、今更どうこう言うこともないのだけれど、私の記憶だ。

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