コーヒーゼリー
コーヒーゼリーを初めて食べたときは、なんて美味いんだとおもったっけ。いまコーヒーゼリーをスーパーなどで買うと、砂糖どっちゃりで甘すぎるだろうなと思ったので買わないでいたんだけれど、自分で作ればいいんだと気が付いた。レギュラーコーヒーの一番安いやつを買って来て、毎日淹れてるんだけれど、だいたい二回に分けて半分ずつ飲んでいる。最近は暑いことがあるので二回目はアイスコーヒーにしていたのを、ゼリーにすればよいのだ。今までゼリーを作ったことがなかったけれど、とりあえず安いゼラチンを買ってきた。熱い状態でそれを入れて冷やせばいいと書いてあったのでその通りにしたら作ることができた。ときどき作ることにしようか。
そう言えばこのごろよく夢を見るのだけれど、どこかに働きに行っている夢を見ることが多い。どうしてだろうか。自営業など辞めてどこかに働きに行けというお告げだろうか。前に働いていた会社に、復職して働いているという設定だが、実際に働いていたことがある会社ではない。夢の中で再構成されたものなのだろう。何の会社なのかもわからないことが多いが、学校の先生になっているという夢を見た。
授業が始まるので教室に行った。教える科目は日本史で、どうやら選択科目ごとの移動教室らしくて、教室にいる生徒は五、六名しかいない。私は日本史の授業をしたことがないし、高校生のときもろくに勉強しなかった。そのときの先生が階級闘争による唯物史観で日本史を教えようとしたので、それは違うだろうと思ったことを覚えている。まあ、それを言い訳にして勉強しなかったのだろうが。中学で習う程度のことは知っているので、教科書を読めばわかるだろうと思ったけれど、教室に教科書を持ってくるのを忘れたことに気づいた。
職員室に戻って教科書を取って教室に戻ったら、直ぐにチャイムが鳴って授業時間が終了してしまった。えらい短いと思ったけれど、まあいいやと思った。職員室に帰ってみると、私のデスクの上にいろんなものが置いてあって、それをひとつひとつ、これ誰のですか、などと聞きながら持ち主に返した。時間割を見て、このあとの授業を確認しようとしたが、きょうはもう授業はないようだった。それならもう帰ってもいいのだろうか。
昼時だったので、なにか食べようと思って、そう言えば学食があったなと思って行くことにした。そこからは夢の定番で、階段が妙に高くて飛び降りなくてはならなかったり、廊下が濡れて膨らんだ畳でできていたりで、なかなか食堂に辿り着くことは出来ず、そのままいつの間にか夢から覚めていた。