レムとかバースとか
ドジャーズ弱いよ。投げては歩かせてばっかだし、打ってはいいところで三振ばかり、守りではぽろぽろ落とす。ヤマモトは歩かせはしないんだけど、なんでそこ投げるというところに投げて打たれている。ファーストボールは、百マイル出るわけでも背が高いわけでもないから、もっと高くか低く投げないと打たれない。つまりコマンドが良くない。低めは割と投げていて、そのときは打ち取っているけれど、高めは投げていない。投げられないのか、投げられるけど投げないのか。変化球はいいところに投げているので打たれていない。
レムは、だいぶ勢いがついてきてもう少しで一冊読み終える。野球中継を観ているとイニング間に本が読めるのがいいね。バースの読みかけもあるけれど、このまま他のレムに移ろうか。あと二冊積んであるし。
レムは、私が中学生のころから案内本でベストワンに挙げられていたけれど、なぜかあまり読んでいなくて、国書刊行会の新しい文学の叢書で架空の書評や架空の序文集で大いに気に入って、最近レムコレクションが出て初めてソラリスの新訳を読んで、これは面白かった。ソラリスは映画がいまいちだったのもある。レム自身も映画化は気に入っていなかったようだ。
特に後期の諦観漂う長篇が面白い。いま読んでいるのもその辺だ。残っている二冊は中期の長篇だ。ソラリスも実は本格エスエフというより不条理系で、この辺も面白い。
バースは集英社の文学全集の喧伝で、面白い文学として有名になったのだけれど、それとは別の最初の長篇とか、雑誌に掲載された短篇などは読んでいて、そう言えば大学の教科書にも短篇が載っていた。いま読みかけなのは二作目の長篇で、これを読んだら集英社のとかに移ろう。古書店で買った長篇も積んである。ピンチョンとかもだいぶ積んであるなあ。生きている間に読むんだろうか。