補遺いろいろ
子供のころの読書について、東京こどもクラブと科学と学習については前に書いた。小学生のころは小学館の学習雑誌をずっと読んでいた記憶がある。小学○年生というやつ。何年生から読んでいたのかわからないけれど、科学と学習から移行したのかも知れない。学習は、夏休みと冬休みに出る読みもの特集号はずっと読んでいたけれど、これは前にも書いたような気がする。
中一のときは中一時代を読んでいたように思う。小学校から高校まで、こういう学年誌がずっとあり、内容はすべて異なっていた。小学館のものは、学習雑誌と言いながら中身は殆どマンガの連載だった。ドラえもんはずっとやっていたし、それ以外はそのときテレヴィでやっていたアニメや特撮の、原作なのかコミカライズなのか、学年によって書いているものが違った。石森章太郎が原作なら、その弟子たちが書いていたように思う。今はこういう学年誌は、蛍雪時代くらいしか残っていない。蛍雪時代は高三の教卓に置いてあったけれど、殆ど読まなかった。
中二以降学年誌を読まなくなったのは、そのころから大人向けの本を読むようになっていたからだろう。雑誌だと、毎号ではないけれどミステリマガジンなど。そう言えば、このころ、エラリー・クイーンズミステリマガジンの新たなる日本語版としてイーキューというのが発刊されたが、近くの書店では売っておらず、懇意にしていた書店で頼んでもらったが入ったのだったか。毎号買う買うほどの余裕がなかったのかも知れない。
翻訳ミステリで書き忘れていた作家がいる。クレイグ・ライスだ。ミステリ指南書には、その代表作が数冊言及されていたけれど、文庫になっているのは当時それだけだった。シリーズの最初から読みたかったので当時は手に取らず、大人になってから続々と出たので殆ど読んだ。すごくおもしろかった記憶はあるのだけれど、内容は全然覚えていない。
推理文庫は、見返しのところに英語のタイトルが書いてあって、私はそれで最初英語を覚えたっけ。
日本の作家でノーベル賞を取りそうなのは香月美夜だと書いたけれど、もう一人可能性がありそうなのは多和田葉子である。この作家は日本語ドイツ語の両方で小説を書いている。オールタイムベストに入れてもいいな。コロナ後の世界を幻視したもの。
献燈使
確定申告を行った。帳簿をつけるのは大変で一週間くらいかかったが、それさえできていれば確定申告は数時間でできる。ことしは所得税は払わなくてもいいという結果になった。厳密にいうと、前年の請負仕事の一月に支払いを受けた源泉徴収とトントンだった。
ここのところやっているオンラインのアルバイトがひと段落した。面倒な仕事で時間ばかり食う。時給計算したら三百円くらいだった。最低賃金の三分の一だな。それでもゼロ円よりはましなのでやっている。