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プロローグ
ここはヨーロッパのイギリス。
天候の悪い日が多く、霧や曇りばかりの少しどんよりとした雰囲気の街。
今日も町ゆく人々が傘を刺して歩いている。
この雨は、今日は止む予定はないらしい。
その中に、一人の少女がいた。16歳くらいだろうか、まだ幼さなの残る可愛らしい少女だ。
帰宅ラッシュの中、彼女もその帰宅する人々の中の一人だった。
ふと、少女は違和感に気づいた。
ほかには誰も気づかぬような小さな、しかし少し気持ちの悪いような違和感だった。
しかし、周りを見渡してもやはり誰も気にも止めていないようだった。
そして、目で確認できるようなおかしな点はなかった。
しかし悪い予感がし、少女は家路へと急いだ。
しかし、少女の悪い予感は当たっており、その後の同じ場所では人さらい事件が起こったという。
ニュースを見た少女は偶然だろうと思い、床に就いた。
これから起こる物語の始まりだと知らずに___