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努める力とかいて努力とよむ

僕の名前は 郷田 源吾 (ごうだ げんご) どにこにでもいる普通の高校生だ。趣味は名前にちなんで、言葉、言語について考えることなんです。



早速、皆さんは『努力』についてどう考えているだろうか。


 

僕はこの『努力』ってなんなんだろうっていつも疑問に思う。テレビでもよく聞く、努力が実った、努力のおかげ、学校の先生なんてたくさん努力しなさいなんてよく言う気がする。ある有名な雑誌でも努力は基本の方針にはいっているし、99%の努力がなんちゃらかんちゃらといった格言?もあるのだ。




そんないい感じの言葉に聞こえるけど、何かものごとがうまくいかなかったときやどうにかならないかなと悩んでるときに努力が足りなかったとかもっと努力するしかないなんてちょっとだけ、悲しい気分になるような使い方もされてる。




そんなことを考えていると気になって仕方なくなった僕は努力ってなんなんだろうとおもったのさ。

僕のもっている辞書で調べ見るとなんと『ある目的を達成するために途中で休んだり、怠けたりせず、もてる能力すべてを傾けてすること』らしい。




なんともいえないなぁ、なんて思う。こうやって考えてみると広義のいみではほとんどの人が『努力』をしているし、結果の良し、悪しで『努力』というものが評価されてしまっているように感じた。極端な話、よし、歯を磨くために努力するぞと意気込んで歯を磨いたらそれは小さな努力なわけだ。




社会的に認められる形として、目に見える形で結果が生まれれば『努力』のおかげだってなるし、残念ながら結果がでなかったら『努力』が足りないってなってしまう。なんとも理不尽だなぁ。もうちょっと小さい『努力』に目を向けて行けば、多くの人は努力しているんだぞ!ってなるはずだ。




そうやって考えると、『努力』の良し悪しには運がからんでくるかもしれない。『運』についても気になるけど、あまり僕のできの悪い頭では、二つのことを同時に考えるとこんがらがっちゃうからまたいつかにしよう。今日は『努力』について考える日だ!




『努力』が実るか実らないかは努力以外の要素が大きいと思う。本人の才能だったり、その時の運、周囲の環境他にも色々あるんじゃない?それがうまくかけ合わさって形となるわけだ。よく努力が足りなかった何て言うけどそんなことはないぞ!と思ってしまう。まあ、これはただの甘えかもしれないが…


きっと、持てる能力すべてをもってってとこが鍵なんだと思う。まあ、もてる能力についても人によって尺度変わってきちゃうじゃん。もうこれは、わからんね。




逆に、努力のおかげですねとか努力が実ったなんて言葉は努力した人からするとちょっと気にくわないというか素直によろこべないようにおもうんだけど…

決して努力だけが要因でもないし、多くの人が努力をしてるわけだし、努力という言葉の便利さを感じますね。きっと聞こえがいいのだ、『努力』って言葉はさ。曖昧で人によって変わってしまうものだけど、とりあえず『努力』しましたっていえば、よく聞こえるし、簡単に答えられるし、頑張ったなって認められちゃう。これはすごいことだ。僕はこの現象を『努力の神格化』とちょっとちゅうにちっくに名付けよう。どうせ僕しか使わないしね。




あれ、よくよく僕のこれまでの思考を振り替えると、ただの言い訳のような気もしてきたなぁ。





だから、僕は『努力』って言葉があんまり好きではない。どちらかというと努力しなさいといわれてきた側だからかもしれんけどね。そして、怠惰な自分が嫌になるときもあるが人間ってのは楽をしたがるいきものなのさしょうがない。なんて答えのでないことを考えてぼっーとしてるとだいたいこうなるのだ…









「じゃあ、この問題を源吾、答えてくれ。」


やばい、なにも聞いていなかった…

こういうときは、こうだ!


「はい、答えは努力したからです!」


「正解だ。よーし、じゃあ、挨拶して終わりだ。」



「「「「ありがとうございました!」」」」



ほら、『努力』って便利で万能な言葉だった。

これからも僕は色々なことを『努力』しようと思いました。


これからも僕は授業を聞かずに言葉についての考えるだろう、真剣に言葉の意味について僕のもっている能力を費やして考えることもまた『努力』なのだから。


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