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序章

        プロローグ

深夜、住宅街を男が歩いている。


軽くウェ-ブの掛かった金髪に近い茶髪を肩まで伸ばし、右耳にはピアス。白いTシャツにジーンズ姿。いかにもガラが悪そうな男だ。おとこはポケットに手を突っ込みだらしなく歩いている。


「島木アキラ」


「あ?」

男、島木アキラは声に振り返った。振り返った先には黒いコートに長い黒髪、しかし、それとは対照的に白いまるで蝋のように白い顔色をした15~6歳程の少女が立っていた。


「んだ、てめえ?」

島木アキラは振り返り彼女を睨みつける。


少女は島木アキラに近づいていき、彼の目の前に立つ。

近くに立つとようやく彼女は島木アキラより、頭一つ分低いことがわかった。


「俺に何か用かよあ?」

島木アキラは少女の顔を覗くように睨んだ。普通なら委縮してしまうような鋭い目でだった。が、しかし、少女は怯えたそぶりも見せなかった。


少女は島木アキラを睨むでもなく、ただ、無表情に見返していた。


「なんか用かって聞いてんだよ!」

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