鬱は嫌いですごめんなさい2
共和国のお姫様達は目を瞑れば皆無事に助ける事が出来ました。
無事ではないと思った人は目を潰せばちゃんと無事だったと理解出来ると思う。
これで遠慮する理由は無くなった。
この場にいるガナッシュ率いる帝国兵を全員完膚なきまでに殴り倒してやる。
帝国兵達は俺達を逃さないようにか囲っている。
「くっ…お姫様方は逃してしまいましたが、未だ我々の方が有利なのは事実です。大人しく死んで頂きましょうか。」
ガナッシュは俺達の無駄に高い戦闘力を知らないんだ。さっきのミーナちゃんの行動力だけでは理解しきれないか。
だから、ちゃんと教えてあげる。
「ガナッシュでしたっけ?有利不利とか関係ないんですよ。ただお前達を殴る、殴るまで止まらないそれだけです。」
ニコリと笑えばブルリと震える。
今更警戒色を強めてももう遅い。女の子を怒らせたらどうなるか教えて差し上げよう。
「お姉様、私達が雑兵共の相手とトワレ様達の護りに徹します。お姉様は遠慮なくあの愚かな将に神の鉄槌をお与え下さいませ。」
「うん、私は神じゃないよ。でも、ありがとう任せるよ。」
「お姉様が…お姉様が初めて私達を頼って下さいました。ふぐぅ…涙が止まりません。早く血飛沫で涙を誤魔化さないといけませんね。」
涙を拭いつつギラリと獲物(帝国兵)を睨むスゥ様。
ミーナちゃんは投げ飛ばした大槌を回収して付着した誰かの血痕を舐め取り笑っている。
ロコルお姉ちゃんはトワレ様達の護衛に回るようで盾になる形で拳を構えている。
やだ、なんだかとても頼もしい。
これなら憂いなくガナッシュの相手が出来るね。
「最後に最終勧告です。大人しく抵抗なく降参するのであればそれぞれ一発殴るだけにします。でも、抗うというならばこれでもかって殴ります。さぁ、どうしますか?」
馬鹿にしているように聞こえるかもだけど選択を間違えたら後悔するよ?
「ちっ…馬鹿にしやがって女子供に何が出来るというのだ!お前達とっとと奴らを殺せ!!」
苛立ちが頂点に達したのか口調が荒くなってしまわれた、短期は損気だよ。
ガナッシュの掛け声を合図に周りの帝国兵共が同時に動き出す。
多勢に無勢とは言うけれど、それって俺達に通用するのかな?
「スゥ様、ミーナちゃん、ロコルお姉ちゃん、準備は良い?」
「「「はい!!!」」」
「じゃあ、やっちゃおう!」
「「「しゃっおらぁぁぁぁ!!!殲滅じゃああぁぁ!!!」」」
繊細でか弱い女の子達には似つかわしくない遠吠え。
これだけで勇み足に迫っていた帝国兵達の足が止まってしまう。
分かる、怖いもん。
注意:ここから淑女な美少女らしからぬ非道な描写が続きます。
止まっちゃった帝国兵達にミーナちゃんが大槌で払い上げをして空へ打ち上げる。
その際、何処からか流れた血が綺麗な真っ赤な花をいくつも咲かせる。
下は下でスゥ様が踊っている。
まるで舞踏会。
だけど、スゥ様の履いてる靴はよく見ると靴底にトゲトゲがいくつも備え付けられている。
そのトゲトゲが見事に帝国兵(男性)の下半身のある部分を踏みつけている。
悶え苦しむ帝国兵の下半身からまたそこにも真っ赤な花を咲かせている。
そして、チラリと後ろのロコルお姉ちゃんを見れば隙が無いのにあると思って襲って来た兵士の顎を丁寧に外している。
せっかく外れた顎をこれまたご丁寧に踵落としで戻している。
どうだ、これがシェアローズ王国のか弱く繊細な乙女たちだ!
ビビったか?
俺は十分怖がっているぞ。
たった十数分の間で圧倒的人数差を全くの無に変えて、残り標的をガナッシュだけにした。
命乞いした兵も居たのにあの時素直に降参しなかったからだめーって言って大槌を振り下ろしたミーナちゃんや靴底を顔面に踏み抜いたスゥ様を忘れられない。
表情だけは可愛らしい女の子だったのに…。
さて、もう終わらせよう。
ガナッシュ怯えて地面に水溜り作ってるもん。思いっきり殴ってそれで終わりにするからこっちにおいで。
手招きするけどひいぃぃしか言わない。
なら、こっちから行ってあげる。
聖女アリスもまた極悪な笑みをしていたことを本人が気付く事はありませんでした。




