表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日も聖女は拳をふるう  作者: こう7
戦乱の帝国にて聖女と三姉妹は踊る
191/223

お茶会=布教



「どうでしょう、お姉様の勇姿は。私達が心よりお慕いする理由をお分かり頂けましたでしょうか?」


私達はアリスお姉様とお別れしてお茶会をする事に致しました。

ディーナ様の計らいでお姉様の向かわれた鍛錬場内がよく見えるテラスへ案内されました。

そこでお姉様達の試合を観戦しつつお茶を嗜む、最高です。


私の問いに共和国のノルン第2王女が目をキラキラさせながら答える。


「はい凄いです!女性でしかも私と同じくらいの子が騎士達とあんなに渡り合えるなんて凄過ぎです!!」


うんうん、ノルン様は信者の素質あり。

トワレ様とディーナ様は…。


「確かに凄いですわ。ディーナとセイルお兄様が交流会から帰って来てから随分熱くアリス様の事を語っていましたがよく理解しましたわ。」


「そうよねぇ。交流会でも勇者や化け物相手に怯むことなく戦ってたもの。あんなに強くて愛らしいなんて…ギュッとしたいわ!!」


トワレ様は感心と少しの恐怖。あの御力に畏怖を感じるのも仕方ありません。ですが、いずれ崇拝してしまうでしょう。

ディーナ様は、崇拝より母性が勝っていますね。のほほんなディーナ様ですから致し方ありません。


私は姫である前にお姉様の嫁候補兼信者です。


エルドが市井に素晴らしさを広めるなら私は高貴なる方々に広めていくのが私の役目。


これからも頑張って行きましょう。



意気込んでいると、試合を終えたお姉様とセイル様がなにやら話し込み始めました。

話し終えた後には、お姉様の怒りに満ちた笑みが残っておりました。


指をパチンと鳴らす。


「「ひっ!?」」


突然現れた白装束の人間に怯える共和国の面々。ロコルさんやミーナちゃんはもう慣れっこというか仲間。


ビビっている方々をよそに白装束に聞く。


「お姉様がお怒りになられておりますがどうなさいましたの?」


「はい、共和国の騎士達に広まっていた女神様の噂が原因でございます。」


「噂?」


「はい、戦神の生まれ変わりであるとか岩を握り砕く等の噂です。そして、その出処ですが…その…。」


いつも淡々と報告する白装束にしては煮え切らない。


「どうしましたの?早く続きを出処は?」


「はい、出処はアルフ殿下でございます。流した本人は悪気はなく、ノリと勢いだけで喋っただけかと思われますが…。」


お兄様に限って悪意なんて無いでしょう。

セイル様という友を前に気が軽くなって面白可笑しく伝えたってところが妥当。



ですが、肉親であろうと罰は与えなければいけません。

小さき事であれ神への冒涜です。

兄ではありますが少々お仕置きを致しましょう。


「紙を用意してもらえる?」


「はい、こちらに。」


すぐに用意してくれました。

女神様を信仰するだけあり我ら信者は優秀です。


お兄様へのお仕置き許可証を羊皮紙に記していきます。

お仕置き度と期間は身内びいきで控えめにさせて頂きます。

昔はお兄ちゃんっ子だったので最後の優しさです。




お兄様、しっかり償って下さいませ。



ソフィア姫の邪悪なる笑みは更に共和国の面々を戦々恐々とさせるのでした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ