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今日も聖女は拳をふるう  作者: こう7
戦乱の帝国にて聖女と三姉妹は踊る
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帝国の分かりやすい噂



アーランド王族組との食事は思いの外に堅っ苦しくない。

どちらかというと家族団欒のようで周りで待機する人達も微笑ましそうな雰囲気に包まれている。


そのお陰か気分の乗ってきたスゥ様やミーナちゃんが鼻高々に俺の武勇伝を語り始めた。

巡礼の時のや交流会での出来事。

心なしかアーランド王国の王女組の瞳キラキラ度が増してきた気がする。大した事をしていないと否定してどうにか信者化しないよう努めなければ。


俺が王女の信者化を抑えている時、大人組はここ最近のきな臭い噂について話し始めた。


「フォルクス殿、そういえば近頃帝国の動きが怪しいと耳に入っているがシェアローズ王国でも噂は聞くかね?」


「そうですなぁ、前回の交流会にて帝国の方々は随分と他国に対して強気でおりましたな。私もあくまで噂で聞いたのですが何でも軍備を拡張しているとかなんとか。何の為に拡張しているかはご不明ですがね。」


「そうか…。まだ見ぬ災厄に向けてであれば良いが…。」


「ですなぁ…。」


王様は口髭を弄りながら悩ましげに唸る。

俺はまだ熱く語ろうとするスゥ様の鼻と口を抑えながらちょっと心配する。

いつかは不明でも災厄っていう大きな危機があるんだから帝国さんもその為と思いたい。


「あ、あのーアリス様スフィア様が顔を赤くさせて白目を剥きかけておりますが大丈夫でしょうか?」


「ノルン様御心配は無用です。こうでもしないと止まってくださらないので。」


スゥ様一応王族だから心配だよね。

アーランド組は困惑顔ばかりだけどこっちは皆あぁいつもの事かぁって顔。

もうね何十回って懲りずに信者を励むんだよこの子。実力行使以外で諌めれる気がしない。


一名の尊い犠牲をもって今晩の夕食時間が終了した。

この後は寝るだけ。


寝室に向かおうかってところでディーナさんとセイル様からそれぞれ明日の予定を提案された。


ディーナさんは女性陣皆でお茶会でもしましょうよとの事。足りない乙女力を鍛える良い機会だと思う。

セイル様からは俺だけに向けてのご提案で騎士団に会ってみないかと言われた。そういえば、セイル様は以前お会いした時も好戦的な目をしておられた。あわよくば俺と手合わせしたいのかもしれない。


お茶会か戦いか。


苦渋の決断をしなければなるまい。女子力を鍛えるべきか戦闘力を鍛えるべきかどうしよう。


うんうんと唸り悩みに悩んで決断する。


俺、戦います。


乙女だけど戦士の血が騒ぐ。

もしかしたら騎士団の人達と戦えるかもしれない魅力には抗えない。


残念そうにするディーナさんに平謝りしてセイル様に返事をする。


「君ならそうだと思ったよ。明日は是非とも楽しもう。」


「はい!とても楽しみにしております。」


セイル様とまた強めの握手を交わしてようやく本日を終える。



お休みなさい。




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