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えるふれんず!  作者: 振部東
序幕
1/3

引っ張りこまれた。

まだ異世界には行ってないです。

 ホームから、落ちた


 その日は、いつもと同じ日のはず、だった。


 いつもと同じ朝、いつもと同じ通学路、いつもと同じ駅…。

 昨日までと同じように定期で改札を通って、いつもと同じ時間に来る、いつもと同じ車両を待って、ホームのいつもと同じところに立っていた。

 変わらないアナウンスと、よく見る電車の先頭。


 その日がいつもと違ったのは。


 背中に衝撃。

 バランスを崩して、体が前のめりになる。

 咄嗟に体勢を戻そうとするけど、髪が引っ張られた(・・・・・・・・)

 引っ張られた方向に体が持って行かれる。

 頭が足より前に出て、目の前に線路が見えた。


 視界がスローモーションになった。

 なぜ目の前に電車があるのか、ということよりも、頭に浮かんだのは。


 マジかよあいつら


 最後に見えたのは、電車の運転席にいる人の、目が見開かれた顔だった。


 だから、運転手さんには申し訳ない、とだけ思った。

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