プロローグ
青い空、白い雲、そして広大な畑今日はいい仕事日よりである。
私はラライーナ・アルイマン、今年で12の黒髪、黒目の少女である。村でやっている学校に通いながら母の仕事場である村長の畑を手伝っている。今日も、実りがいい林檎みたいなアサの収穫の手伝い中である。
「ララちゃん、ありがとうね」
「ララにとって楽しみのことの一つだから、お母さん」
私は、笑顔をいっぱいで返した。
お母さんは少し悩んだ顔をしたあと真剣な顔をして
「ララちゃん今日はね、大事な話があるの」
これが私の平穏な平民生活が崩れていく初めの合図だった。
少し外れて私、ラライーナは転生者である。だって、私の前世は地球の日本という国で花の高校生だった。前世の私は専門学校の受験帰りで前日の大雪が残るなか駅に向かって歩いていたらスリップした車にぶつかって、目を開けると赤ん坊になっていた。
そして、お父さんの耳を見てここは地球ではないことがわかった。だって、獣人なんかいなかった。しかも話を聞くと竜や魔物がいることがわかった。しかも、住んでいる大国ライマットは王政で世界で12もある中で三大大国とも呼ばれている。領地が広くって農業が盛んなことが有名だ。しかも魔法もあることがわかるとお父さんがもっていた本を読んだ。文字は違ったけどなぜか書けるし読めた。そのときは喜び過ぎて三歳児であることを忘れて魔法についての本を読みまくり。近所で気持ち悪がられた。家族は気持ち悪がらずに喜んでくれた。しかも天才なんの誉めくれて嬉しかったがちょっと恥ずかしく5歳上の姉の後ろに隠れたこともあった。
そんな楽しいことは4歳の誕生日を少し過ぎた時に終わった。お父さんが仕事の最中で銃で撃たれて亡くなった、お母さんは泣き崩れてお腹にいた弟をすぐに出産した。予定日より2ヶ月はやくって身体が小さな弟が必死に元気な泣き声を上げたときお母さんが笑顔になった。それから、三年くらい住んでから引っ越して7歳の時今すんでいる辺境の領地の村にきた。それから5年、今の私がある。
そして、今は家に帰りお母さんが話を切り出すのを待っている状態だ。一番上の姉は去年結婚して家をでている。そして、私の下に弟が二人いる。しかも、お父さんににて獣人だ。すぐ下のルドガーは金髪の緑色目でたくましくなっている。一番下の末っ子ディアオルは茶髪の緑色目でまだ6歳なので犬耳と尻尾が可愛い。そう思っているとお母さんが口を開き
「ララちゃん、ルー君、ディー君、ママね。再婚しようと思うの。相手はねシュバルト・ルイージュ様
」
「それって領主様」
私は少し驚きながら質問した。
「そうよ」
それを聞くとルドガーが真剣な顔で
「領主様って結婚してるよな。しかも、妻が2人今いるよな」
「うん、私を入れると三人になるけど。ルト様は私のことを愛しているっていってくれたの。」
「母さんはもう父さんのこと愛していないの」
「愛しているわ。皆も。でも、あの人も愛してしまったのよ」
そんな、お母さんの悲しそうな笑顔見て私は言った。
「私はお母さんが幸せになれるんだったら私は賛成だよ」
「僕もママが笑顔の方がいい」
末っ子のディアオルも賛成組になった。
「俺も家族が笑顔になってればそれでいい」
それから二日後私たちは今まですんでいた家をでて領主邸に引っ越した。