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/0.5 夏始まり

真夏の交差点、信号待ちをしている黒縁眼鏡の男が呟いた。

「クソ暑い」

滴る汗を拭い、視線を上げるとビルの壁に取り付けられた大型ビジョンが目に入る。

クールビズの御時世にもかかわらず、ネクタイをきっちりと締めたアナウンサーがこの夏は記録的な猛暑になるでしょう、と冷房の効いたスタジオで話している。

「何処でもいい、この暑さをしのげる場所へ行こう」

黒縁眼鏡の横で同じように汗だくの金髪の男が言った。

金髪の男は周りを見渡し、交差点の先を指差した。

「そうだな…あそこのファミレスにしようぜ」

金髪の言葉に黒縁眼鏡も頷き、

「ああ、それがいい。外が涼しくなるまで居座るか」

そして信号が青に変わり、ファミレスというオアシスへと向かい歩き始めた。

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