十回目「ジキル博士とハイド氏と言う話」
二千二十六年四月十五日。水曜日。曇りから雨。寒くはないけど洗濯物が乾きにくい。
先日、物見に出かけた時、結局本を買ってしまったのです。
すごぅく有名な古典ミステリーの一つで、「ジキル博士とハイド氏」と言う作品の本です。単行本で五百円でした。
そんなわけで、飯代を削って本を買った自分は、阿呆だと自覚しております。
だけど、この割と薄ぺったい単行本は、一気読みするには丁度良く、又聞きくらいでしか知らなかった「ジキル博士とハイド氏」と言う物語が、どんな物かをしっかり読みました。
今更、ネタバレも何もないと思うんですが、舞台は十九世紀のイギリスのロンドン。語り手は少し冷たい印象を与えるけど、とても人格者で信頼がおけ、古くからの友人も沢山いる弁護士の男性。
その男性は、従弟である人物と一緒に、ロンドンの町を散歩するのが好きだったのですが、その散歩の最中に、従弟から「ハイドと名乗る不気味な人物」の話を聞きます。
弁護士の男性は、その名前に聞き覚えがありました。ある時に友人の一人の、医師のジキル博士から、遺言状の作成を頼まれたのです。ですが、弁護士の男性は、ジキル博士の思考を理解しかね、作成を断ります。
なので、ジキル博士は直筆で遺言状を記しました。
その遺言状の中に、「ハイド」と言う名前の人物が登場するのです。
最終的に、弁護士の男性は「何時か、ジキルがハイドに殺されるんじゃないか」と、危ぶむようになります。
ですが、ジキル博士とハイド氏は、実は……と言うお話。
おいどんも、色んな人がそうであるように、ネタが分かっている状態で読んだので、「ああ、此処でこういう伏線を張るわけね」みたいな感じで読んでしまったんですが、物語の結末は知らなかったんですよ。
本編の結末としては、ハイド氏の自殺とジキル博士の失踪で終わり、その後に「ジキル博士からの言伝を実行した医師」の手記と、ジキル博士本人の手記が続いて、しっかりと答え合わせをし、本当の終幕に成ります。
あの時点でハイド氏が殺人を犯さなければ、と思うけど、それでもジキル博士は失踪していたんでしょうね。
この物語から影響を受けた作家さんは多く、所謂「二次創作」をする作家さんや、自身の作品で「薬物による人格の変貌」と言うネタを使う作家さんも居たんですって。
ネタは分かって居たけど、面白かったです。
おいどんも、そう言う「お薬物」を書いてみようかなぁフフフ……と、思ってみたり。




