目次 次へ 1/11 『1:「あいつ誰だよ」』 「友達100人できるかな♪」 『できないんだ』 「え」 『小学校にあがっても学校にいっても、働き出しても……友達はできないんだ』 おじさんはそういって消えた。 不思議なことに他人の気がしなかった。 入学し、卒業、そして、就職……タイムマシンが発明され……。 そして、ある日、鏡を見て、皺が刻まれたオレの顔を抑えて気づいた。 ――オレはあのおじさんに似てねぇ。 まったく微塵も似てねぇ……。 友人も数人はいるし……あいつ誰だよ。