【ネタバレ】設定資料集
1. 世界の大枠構造
1-1. 多世界線構造(マルチルート世界)
この物語の舞台は「一つの世界」ではなく、
同じ世界の歴史が分岐した複数の世界線で構成されている。
主人公カイリスは、
人族(1周目・2周目)
エルフ
ドワーフ
魔族
と、種族と時代を変えながら何度も転生し、それぞれが独立した一本の「世界線」として存在する。
通常、ひとつの世界線は「失敗したらそのまま終わり」だが、
カイリスの魂だけが“例外”として世界線をまたいで成長を持ち越す。
世界線の基本ルール(メタ設定)
未来で文明が滅んでも、その世界線は「保存されていない限り」基本的に再利用不可。
世界線ごとに登場人物や国家は似ていても、
“少しずつ違う”パラレルバージョンが存在する。
1-2. 転生神・天界・暗黒神
転生神リゼリア
自らを「転生神」と名乗る存在。
カイリスに
最初の「スキル転生」
第10章での「世界線固定転生」
を授けた張本人。
立場:
天界とは一応同系統の「神側」だが、
文明を牧場扱いする天界のやり方には批判的な中立寄り。
目的:
天界の暗黒神アーガ=リエルに対抗するため、
地上側に「多世界線を束ねる特異点」を育てる。
天界 & 暗黒神アーガ=リエル
表の看板:
「祝福を与える神々の世界」「祈りに応える高位存在」。
実態:
文明が成熟したタイミングで戦争や天災を誘発し、
“文明を収穫”する管理システムの中枢。
アーガ=リエル:
天界の実質的な支配者。
地上文明を「実験対象」兼「資源」として見ている冷酷な管理者。
1-3. 世界線固定スキルと世界保存層
世界線固定転生(第10章で覚醒)
カイリスのみが持つ神格級能力。
機能:
過去の世界線を「世界保存層」に保存し、消さないで維持できる
保存された世界線へ、短期的に転生して「調整」を行える
種族・時代をある程度選択可能(ただし制約あり)
世界保存層
人族・エルフ・ドワーフ・魔族などの文明を
“アーカイブ”として保存するメタ空間。
アクセス権:
フルアクセスできるのはカイリスのみ。
転生神リゼリアは監視・補助の立場。
制約(世界線固定スキルの重要ルール)
世界線滞在制限
同じ世界線に長くいすぎると他世界線の因果が歪み、崩壊リスクが上がる。
基本は「短期滞在型」で世界を少しずつ調整する運用。
世界線干渉の魔力代償
世界線間の調整は、カイリスの魂と魔力を消耗する。
干渉範囲が大きいほど負荷も激増。
世界線保存層の容量上限
保存できる文明情報には上限がある。
文明が完全崩壊すると、その世界線のデータが破損し、復元不能になる危険。
ルート補正・イベント補正
カイリスが入った世界線と、そこから影響を受ける世界線には
**微弱なルート補正(運命調整)**が働く。
弱干渉世界線の同期イベント
干渉度が低い世界線では、
「どれだけ転生を繰り返しても同じタイミングで同じイベントが起こる」
という“固定因果”が存在する。
2. 地上の地政構造・勢力図
第一部では、地上側に以下の5勢力が存在する。
2-1. 連邦国(人族)
主人公カイリス(1〜4章)の故郷。
特徴:
魔法文明+騎士・軍隊のバランス国家
冒険者ギルド・魔導研究機関・軍学校が整備された“まとも側”人間国家
政治体制:
複数の自治領からなる連邦制。
一応「民意」も意識する穏健な国家。
2-2. 帝国(人族)
表向き:
連邦と並ぶ大国、強大な軍事力を持つ帝国。
実態:
天界と暗黒神の“代理人”。
以下を独占:
禁呪兵器(広域魔力吸引+生命破壊兵器)
天界の祝福(全軍強化バフ+精神侵食)
魔王の魔石(魔族隷属コントローラ)
目的:
表向きは世界征服。
実際は、天界にとって「収穫しやすい形」に世界をまとめる役割。
2-3. エルフ国
深い森と精霊信仰の国。
特徴:
森結界・自然魔法・精霊術による防衛
寿命が長く、時間軸の感覚が人族と全く違う
役割:
自然圏の守護者であり、
精霊王とのパイプを持つ「自然界の窓口」。
2-4. ドワーフ国
山岳地下に広がる鉱山&鍛冶&工業国家。
最初は「伝統的な鍛冶文化の国」だったが、
カイリス=ドランツの転生によって:
錬成術
魔導工学
魔導工場ネットワーク MIF
魔導鉄道
要塞都市ギガ・フォージ
が登場し、世界最強の工業軍事国家へと急成長する。
2-5. 魔族領
本来は誇り高い戦闘民族・第四文明。
しかし帝国が「魔王の魔石(心臓)」を奪った世界線では、
魔王ごと隷属させられ、戦争の駒として使い捨てにされる。
カイリス=ヴァルゼイの介入により:
魔王解放
魔族独立世界線の確立
魂魔法の再興
が実現し、天界に対抗できる唯一の文明として再定義される。
3. 第一部:世界線ごとのタイムライン
3-1. 人族1周目(第1〜3章)
天才少年として誕生
S級冒険者 → 連邦軍の切り札
帝国との大戦で、禁呪兵器により戦死
→ 「一つの文明では天界技術に勝てない」ことが初めて示される
3-2. 人族2周目(第4章)
前世の経験をぼんやりと引き継いで再成長
今度はより早く強くなり、連邦軍主力に
しかし帝国が「天界の祝福」を発動し、再度敗北
カイリスは悟る:
「人族だけでは越えられない壁がある」
3-3. エルフ転生(第5〜6章)
妖精加護+精霊王契約で超高魔力のエルフへ
連邦とエルフの同盟を成立させる橋渡し役となる
しかし帝国+魔族隷属軍+天界干渉により敗北
精霊術士リアナと心を通わせ、娘フィリアが宿る
カイリスはドワーフへ転生
3-4. ドワーフ転生(第7〜9章)
技術の鬼として工業革命を起こす
三国同盟(連邦・エルフ・ドワーフ)を技術面で支える
要塞都市ギガ・フォージ建設
しかし帝国が天界技術(未来兵器・天空ゲート・天界装甲兵)を導入し国家崩壊
フィオナ姫との間に息子ガルドが宿る
ドランツ=カイリスは戦死し、世界は天界の影に飲まれかける
3-5. 世界線固定転生(第10章)
転生神リゼリアと邂逅
世界線固定スキル覚醒
各文明を「世界保存層」に保存し、短期転生で調整可能に
10章内での再転生:
人族世界:軍学者としてインフラ・魔力規格の統一 → アリシアの未来準備
エルフ世界:森の賢者候補として精霊網と王権拡張 → フィリアの指揮権準備
ドワーフ世界:技術顧問としてMIF・図面分散・世界線同期装置 → ガルドの兵器掌握準備
その後、第四文明=魔族への転生を選択。
3-6. 魔族転生(第11章)
魔族ヴァルゼイとして覚醒
暗黒魔法・魂魔法を極める
帝国に隷属させられた女性魔王ミストラを解放
魔族独立世界線を確立し、「魂魔法」を地上側の戦力に組み込む
ミストラとの間に息子ディアスが宿る
3-7. 統合決戦(第12章)
世界線固定能力で
人族
エルフ(フィリア)
ドワーフ(ガルド)
魔族
を含む多文明世界線を同期。
四英子と四文明連合軍により、帝国を撃破。
しかし勝利の瞬間、天が裂けてアーガ=リエルが降臨。
第二部「天界戦争編」へのフックとして締め。
4. 種族設定(性格と文明のカラー)
4-1. 人族
平均的・汎用的種族。
魔法・技術・軍事・政治のバランスが取れている。
連邦国:
「読者の視点に近い」「まともな感覚」の国家。
帝国:
同じ人族だが、天界ルートに堕ちた闇側。
→ 人族世界線は、「日常」と「英雄譚」と「政治リアリズム」を担う。
4-2. エルフ
長命で、魔力回路が非常に精密。
精霊との同調が前提の文明。
森結界・自然支配が戦力の中心。
精霊王が世界規模の視点を持つため、
物語に“俯瞰視点”を与える装置にもなっている。
4-3. ドワーフ
鉱山・鍛冶・工学に特化。
基本は職人気質・酒好き・ガンコ。
ドランツの介入により、
魔導工学
産業革命
魔導鉄道
要塞都市ギガ・フォージ
を実現した、技術文明の象徴。
4-4. 魔族
暗黒魔法・呪術・魂魔法に特化。
本来は誇り高く、真正面からの力を尊ぶ種族。
天界介入によって帝国の駒に堕ちるが、
解放後は「第四文明」として、天界に対抗する裏の切り札へ。
5. 魔法・技術体系(世界のルール系)
5-1. 共通基盤
全種族共通で
魔力(MP)
スキル(固有特性)
という二層構造。
主人公の特異スキル:
スキル転生:死ぬと別世界線へ転生し、経験・才能を部分的に持ち越す。
世界線固定転生:文明・人脈を保存しつつ、任意世界へ短期転生して調整可能。
5-2. 人族魔法
火水風土+支援・回復などのオーソドックス魔法体系。
カイリスは:
無詠唱
独自魔法生成
魔力量自動倍化
などの“成長チート”持ち。
5-3. 精霊術・妖精加護
精霊と同調して発動する魔法体系。
上位系:
森結界
自然支配
精霊王との契約
フィリアは
世界樹級の結界
全戦場への精霊軍展開
の司令塔になる予定。
5-4. 錬成術・魔導工学
錬成術:魔力を金属・鉱石に流し込み「魔力の流れる鋼」を作る技術。
魔導工学:
魔力回路
魔石制御
鍛造技術
を統合した工学体系。
応用:
魔導砲、魔導鎧、ゴーレム
工場ネットワークMIF
要塞都市ギガ・フォージ
5-5. 暗黒魔法・魂魔法(魔族)
暗黒魔法:影・呪い・負のエネルギーによる攻撃/妨害。
魂魔法:
魂・意識・記憶そのものをターゲットにする超上位魔法。
天界兵器の精神コアにも干渉できる唯一の力。
ディアスは、
天界兵器の無効化と、天界そのものへの反撃を担う。
5-6. 天界技術・禁呪兵器
禁呪兵器:
戦場単位で魔力を吸い上げ、生命を破壊する。
人族1周目の敗北原因。
天界の祝福:
帝国軍全体を強化する神バフ。
代償として兵士の精神を天界支配下へ近づける。
人族2周目の敗北原因。
未来兵器・天空ゲート:
空間歪曲砲、天界装甲兵、天界接続ゲート
ドワーフ国家を崩壊させた文明チート。
6. 主な勢力・組織
連邦軍:連邦国の主力軍隊。カイリスが将軍/戦略中枢となる。
帝国軍:天界技術を供給される「地上代理人」。
三国同盟(連邦・エルフ・ドワーフ):
技術・精霊・人材を統合した防衛連合。
カイリスが技術顧問兼調停役。
魔族国:
解放後は第四文明として、天界戦争での“裏の主力”。
7. 主人公カイリス設定
多世界線の核。
「自分一人で全部なんとかしようとする危うい英雄」から、
「世界全体と次世代に託す統合者」へと成長する。
何度も死と敗北を経験し、
無力感
執念
愛情
の間で揺れ続けるのが、内面の大きなテーマ。
8. 四大ヒロイン
サラフィア(人族幼馴染・軍医)
リアナ(エルフ精霊術士)
フィオナ(ドワーフ姫・技術者)
ミストラ(魔族女性魔王)
それぞれが
回復/癒し
自然/ブレーキ役
技術/国家運営
王権/魂の弱さと強さ
という異なる軸でカイリスを支える。
9. 四英子(次世代四主人公)
アリシア(人族・娘/魔力回線統合のコア)
フィリア(エルフ・娘/精霊軍司令塔)
ガルド(ドワーフ・息子/工業軍事司令)
ディアス(魔族・息子/魂魔法スペシャリスト)
第一部ラストで四人が初めて揃い、
第二部ではほぼ彼らが主役級として天界戦争を戦う構図。
10. キーアイテム・技術(サクッと整理)
魔王の魔石:魔族全軍を隷属させる心臓。
古代魔導具:第一部序盤のダンジョン戦利品。連邦の魔導技術を加速。
魔導書 & 魔石:第10章でカイリスが人族世界に残す「チート教科書&バッテリー」。
ギガ・フォージ:ドワーフ文明の象徴要塞。破壊されても設計図は世界中に分散。
世界保存層:文明ごとアーカイブするメタ空間。




