決戦の前
カルザスの指揮する同盟軍はアストリア王国の南部にある森のすぐ近くまで来ていた。リアとルシアンにグリフォンのゾルフィに乗り上空から魔物達の様子を知らせるよう言い同盟軍を待機させる。暫くしてルシアンとリア戻ってくると報告を聞いた。
「大軍の魔物達がこちらへ向かって行軍しております。」
「そうか、全員平原まで引いて敵を迎え撃つぞ!ルシアンお前達と精鋭部隊にはアナ殿下とギリア王国の王都へ向かってもらうぞ。順準備をしておけ。」
「はい、閣下。」
半日かけて平原まで戻るとカルザスがルシアン達は精鋭部隊と集めて話をした。
「この戦いは4か国だけの為でなくこのハルウニアの全ての者達の為になる戦いだ!魔王とその復活を目論む魔族を倒し再び封印することが出来れば勝利は我らの物になるだろう!貴公らにはリアの友人達であるグリフォンに乗りギリア王国の王都にいるはずの魔王達を討ち果たしてもらうこのハルウニアの未来をお前達に任せたぞ!敵の軍が来るまで待機していてくれ。」
カルザスの話が終わるとリーダーを任せれたルシアンはアナ達や精鋭部隊に行った。
「フラック将軍が言った通りこの戦いは俺達に掛かっている!この戦い絶対に負けられない!皆、共に魔王達を打ち倒そう!」
「おおー!!」
精鋭部隊が最終準備をするとルシアン達は集まり話をした。
「いよいよね。」
「うん、この戦い負けられないね!」
「そうだな!やってやろうぜ!」
「私も最後まで皆と共に戦います。」
「エティアス、貴方は待った方がいいと思いますよ。」
「カリアン、この程度なら私はまだ戦える。それに近衛騎士として最後までセシア様をお守りするのが私の使命だ。」
「ルシアンお兄ちゃん私はどうすればいい??」
「リアは俺達を下ろしたらグリフォン達にお願いして城内に入る俺達をサポートしてくれ。俺達が城内に入ったたら精鋭部隊と共に城内にやってこようとする魔物達を防いでくれ。ただし無理はしないようにね。」
「うん!分かった。ゾルフィ!お願いね」
「クルル、、、」
「私はどうすればいいでしょうか?ルシアンさん」
「アルナディア殿下には精鋭部隊の指揮をお願いします。」
「分かりました。」
「魔物達が来るぞー!!」
その声を聞きルシアン達は直ぐにグリフォン達の背に乗った。カルザスが再びルシアン達はの近くにきて言った。
「アナ殿下よろしくお願いいたしますぞ、ルシアン!皆の者必ず生きて帰れ!」
「ハッ行って参ります!」
ハルウニアの未来を掛けた戦いにルシアン達、精鋭部隊は飛びさって向かった。




