異世界転生
月愛:俺は介護士の池田月愛。歳は20才、趣味はとくにない。そんな俺だが、毎日仕事に明け暮れている。そう、老人ホームで。
早朝から出勤~帰りは夜遅く…そんな生活を続けていたら倒れてしまった。医療従事者なのに倒れるなんて情けない。。
神様:起きてください、月愛さん。
月愛:…ん、ここは…。あれっ体がない!?どうなって…!
神様:貴方は重労働で倒れてしまいました。その後はそのまま自然に息を引き取りました。ここは天界です。
月愛:死んだ!?天界!?なにがどうなってるんだ!?俺はどうなる!?
神様:落ち着いてください。今の貴方は魂のみで体はありません。貴方の人生は若くして過酷なものでした。せめてもの慈悲で私から選択肢を与えます。
月愛:選択肢?
神様:このまま月愛さんの人生を終え、記憶をなくし来世に転生するか、
異世界に記憶をもった月愛さんとして転生するか。です。
月愛:異世界転生……でもほら魔物とかも居るし…介護士の俺じゃとても。。
神様:特別にお好きなスキルを差し上げましょう。異世界でも生きていけるようなスキルを。後は向こうの言語も脳にインプットしておきます。如何ですか?
月愛:スキル?なんでもいいのか?
神様:言ってみてください。
月愛:じゃあ、何者にも負けないつよい武器を召喚できるスキル…とか?
神様:容易い事です。そのスキルで宜しいですか?
月愛:あぁ、頼む。
神様:分かりました。それでは、スキルと言語を魂に集約させます。どうぞ楽しく過ごしてください。
月愛:えっ!いきなり行くの!?ちょ、まだ心の準備が!
光が溢れる。意識が遠のいていく。
神様:あ、言い忘れてました。何かあれば神殿にて手を合わせr……
月愛:何か言っているがあまりよく聞こえない…
光と共に俺の意識は消えた。
目を覚ますと、そこは美人な母親の腕の中だった。